見立て
茶の湯には「見立て」という考えがあります。(中略)
単にものを大事にする、無駄にしない、と言う事だけではなく、ものに
命を吹き込み、最後まで生かしきる、という含みがこの見立てにはあ
るのです。
(禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本 P.201)
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先日、「ガイアの夜明け」で、東京R不動産 という会社が紹介されていた。
この会社は、普通の不動産会社が見向きもせず即座に取り壊すような、古
い日本建築の住宅をリフォームする事によって再生させ、あらたな魅力を
引き出している。
番組では、戦前に立てられた住宅をリフォームしていたが、それをサイトに
載せたとたん、問い合わせが殺到していた。
まさに、「見立て」の世界だなと思う。
もったいないからと使いもしないものを何でも取っておく事、不要なものを何
でも捨ててしまう事。どちらも美しい所作とは言えない。
新たな命を吹き込み、最後まで生かしきる事が美しさにつながる。
この会社の人たちは若い、確か20代~30代ではなかったか。
バブルが崩壊し、贅沢をしらないこういう世代の方が、所作の美しさを理解し
ているのかもしれない。
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