直球勝負
石川さんに「おはようございます!」というあいさつだけをして帰
るのです。
これを毎日やり続けました。もちろん途中で「そのあいさつ、もう
いいよ」と何度もイヤがられました。
けれども、何週間かやりつづけたら、石川さんは僕にきちんと向
き合い始めてくれるようになったのです。
やっと、最低ではない、人並みの営業マンとして認めてくれるよ
うになりました。
やらなくてもいい、できなくてもいい 人生の景色が変わる44の逆転ルール
(四角大輔著 サンマーク出版 P.95より引用)
相手にあまり良く思われていないと感じると、出来るだけ接触をさけたり、あ
る種のテクニックを使いがちになります。
私は働きはじめて数年の若造の頃ですが、取引先に苦手な部長がいました。
うちの会社に悪い印象をもっているため、こちらが努力しても非協力的な様子。
声もでかくこわい雰囲気の方でしたし、私もけっこう怒られていました。
ある時、きっかけは忘れたのですが、自分の中でこのままではダメだ!と思い、
その方に本気で直訴しました。
「私はこれからも御社ともっと取引を増やして行きたいと思いますが、御社
からはその気持ちが感じられません。本気でうちとこれからもやって行く気
がありますか?」
数秒の沈黙の後、表情が緩んで
「確かに、うちも問題あるよな..」
そこから一気に部長との関係は改善し、取引金額も大幅に増えました。
結局、いくらコミュニケーションやNLPを学んでも、そこに気持ちがこもって
いなければそれは技にしか過ぎないのかもしれません。
ましてや、接待などしたところで。
苦手な相手こそ変化球(技)で逃げずに、直球勝負が必要なのでしょう。
すぐに結果は出なくても続けてゆけば結果は必ず出るし、そこで得た結果は
変化球で得た結果よりも強いものになるのではないかと思います。
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