小さいおばさんのシネマ考察でも書きましょうか(誰にも望まれてない)。


タイトルはあえて伏せて感想、もちのろんネタバレベッチャベチャにぬりたくった感想をドロップ致しますゾィ。


堅物として生きてきた元教師の女性が、なんか知らんけどSex workerを利用することにしてみた、の映画となっております。


そのSex worker役の男性は、それはそれは、美しい男性で、ああ、こういう人が、古代から性の伝説を作ってこられたのでせう、と思わずにはいられません。

とっても美しく、しかし、仕事としてきっちりやっている、仕事人、という設定です。


これが女性用風俗であるから、なんか素敵な映画に見えてしまいますが、男性用風俗であったら、なんや、もういきなり色々な御託が、クソみたいに思えてくるのでしょうね、と思いながら、見ておりました。


こういう仕事ですから、お客さんのほうがお客さんであるということを忘れて、サービス提供者の境界線を超えてきてしまうことが多いかと思いますが、多分に漏れずこの叔母様もやらかしてしまうわけです。本名ググったで〜と言われ、妖精は動揺、怒ってしまいます。


きれいな話に見えるのは、性の妖精さんも美しく、(ゲスくなく)教養があり、利用者の叔母様も、アッパークラスの上品なイギリス人女性だからでしょうか。

これをもう中流階級のすっとこどっこいな中年男性客と、ピチピチセクシーギャルさんだったら、いやいやいや、っていうシーンがたくさんあることでしょう。


風俗のあり方について、いろんな意見がありますが、この映画の結論的には、動物的な本能的な精神の解放を求めている人にとっては、ひとつの答えになるのかもしれませんね。



残りの人生を使って、性を通して自分を受け入れていくこと、そうして、満たされた心は、魂は、他者をも愛することができるようになる、そんな探求、達成を目指すのもひとつの手かもしれないですね。


さて、小さいおばさんは、どうやって老後を過ごしていきましょう。

自分の限りある人生を、どう、描いていきましょう。

みなさん、よい春をお楽しみくださいませ。