鱧を語らせたら・・・・・『鱧吸い』♪ | ちいさな台所

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季節感を大切にして、日々の料理や出来事を
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こんばんは。

今日はじめっとしている上に、暑くて少し歩いただけで汗が・・・。

家に着いたら冷蔵庫に直行!

スイカにかぶりつきました。

皆さんも水分補給こまめにして下さいね。

今回はレシピを載せるほどの物でもないのですが、

6月になった頃から夫婦で『もうすぐ鱧だね~』と話が上がる位、

鱧好きの旦那様

関西では市場で良く見かける鱧も、東京ですとデパートまで行って

あればラッキーな高級魚ですね。

関西ではその鱧の骨をお手頃価格で売っていて、それを

お吸い物にして子供の頃はおやつに食べていたそうです。

東京ではその骨を売っているところが少ないので、探すだけで

ひと苦労なんですよ。

夏になると『鱧吸(はもすい)』(←我が家ではこう呼ぶ)が

飲みたいと主人に頼まれますが、なかなか売ってなくて・・・・・。

でもね、今日、鱧の頭と骨が手に入りました!!!

先ほど、「あれが手に入ったよ」とメールしたらすぐに返信があって、

「あれって夏の定番のあれ?」と帰ってきました。

「あれだよ、あれ。」ともったいぶってる私。

もう帰ってくるそうです(笑)

かわいい、旦那さん。

生命力の強いあの見た目からは想像しにくいですが、

上品で美味しい出汁が取れる鱧。

見かけたら騙されたと思って買ってみて下さいね。

今回の彩りや見た目の悪さは、どうかスルーしてください。

★鱧吸

 


[材料]2人分

鱧の頭や骨(2尾分)

水(2c)

酒(大1)

塩・薄口醤油(少々)

<作り方>

①鱧の頭にぬめりがあったら包丁の背でこそげ取り、エラをはさみで

 切っておく。骨は5cm長さにして薄塩をする。

②頭と骨をグリルで炙る。

 2cの水を沸かした中に酒、炙った頭と骨を入れてあくを取りながら

 中火弱で15分位煮る。

③薄口で吸い物の色をつけて、その後に塩で味を整えます。

 椀によそって、青柚子の皮を散らす。

ポイント

・鱧の粘りが臭みの原因になりますので丁寧に取ってください。

 さっと炙ると香ばしい香りのお吸い物になります。

 もっと上品に仕上げたい場合は、焼かずにさっと霜降りして

 出汁をとっても美味しいですよ。

本来であれば、お吸い物は『椀種・椀妻・吸い口』

3種の種が入ります。

今回はおやつで食べるような物ですので、この事は考えずに

作っています。

骨の周りに付いている身を無心になって無言で食べるんですよ(笑)

庶民の食べ物ですね。

『鱧を食べないと夏が来ない』と言っている主人。

なので今日から我が家はやっと夏になりました!

どんな顔するかな?早く帰ってこないかな。楽しみ!

鱧の湯引きもそのうち食べに行くことになるでしょう。

では、良い週末を。


 

  
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