人月の神話 | ソフトウェア開発の神話-吸血鬼に効くニンニクはない?

人月の神話


【書評】


「人月の神話-狼人間に撃つ銀の弾はない」



ソフトウェア開発分野においては、とても有名な本です。

多くのサイトに書かれていますが、概論はこんな感じ。


・遅延しているプロジェクトへの増員は更なる遅延を招く

・今後10年でソフトウェア開発の生産性を飛躍的に向上させる発展はない



僕のblogはこの本の題名をパロディってるぐらいなので、

この本を崇拝しているかというとそうでもありません。

正直、論も難解だし、あまりにも多くのことが書かれていてまだ理解しきれていません。

副題のセンスからも察することができるように翻訳も分かりにくい。

ん? そこでその言葉かー??みたいな。


この本を読破し、各論について検証できるようになったら一流のエンジニアであると同時に

一流の国語学者でもあると思います。



あ、共感できるなーと思った数少ない論は、


・アーキテクチャの外部規定はプログラマーの創造性を制限するものではない

・上司が部下の問題に立ち入りすぎると、部下は隠し事をするようになる


ってなとこでしょうか。


後者は最もなことですが、頭で分かっていても実際できない管理者が多いと思います。

なぜそうなってしまうのか。ダメ上司、ダメ管理者になってしまう過程も調べてみたいですね。



とにかくこの本には多くの示唆に富んでいますが、内容はかなりハイレベルです。

SEを目指すものなら絶対に読むべきと教授に言われて

学生時代に読んだときは30分でK.Oされました。


自信が無い方は第18章「人月の神話の命題は真か偽か」から読まれることをお勧めします。