世界測地系と日本測地系の違い(忘備録) | 写真道楽人のブログⅡ

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【Map】

前回の話で、ナビのポイントが北西に800メートルくらいずれるという話をしましたが、

この原因が判明しましたので、概要をお話しします。

 

測地系には世界測地系と日本測地系の2種類があるそうなのです。

世界測地系 --- GPS時代の世界標準の準拠楕円体に基づく経緯度の体系

日本測地系 --- 明治新政府が採用した準拠楕円体に基づく経緯度の体系 

 

GoogleMapはもちろん世界測地系で作られているわけです。

 

日本測地系の準拠楕円体に対する世界測地系の準拠楕円体のずれについての記載がありました。

         ΔX= -146.507 m  ΔY= 507.337 m   ΔZ= 680.507 m

     (注)X軸は楕円体中心から赤道上の経度 0°の地点に向う方向、Y軸は楕円体中心から

     赤道上の東経 90°の地点に向う方向、Z軸は楕円体中心から北極に向う方向。

【経緯度差異】

これで明らかになりました。

ΔX= -146.507 m  ΔY= 507.337 m のずれこそ、カーナビのずれにほぼ一致しました。

カーナビは、日本測地系でできているということです。

まあ、日本の地図を取り込んでいるので、そうなったのでしょう。

これで、すっきりしました。

 

詳しくは、こちらのサイトに書かれていました。

https://www.drm.jp/jisx0410/JisGridSystem_1_Geoid.html

 

これにて、カーナビに係る話(忘備録)は終了です。