#173 Please allow me to raise this to your atten | 東大を目指す英語

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今回は、

「Eat That Frog!」からの引用は休みで、

昨日の続編です。

ある想定シナリオに基づいて、

英文メールを試しに作っています。

 

こうした英作文に慣れていないと

取っ付きづらいかも知れませんが、

丁寧に説明しますので、

心配には及びません。

 

 

‐‐‐‐‐

 

■想定シナリオ(昨日の繰り返しです)

 

あなたの立場は、

日本のサポート部門の責任者とします。

技術的に難しく、

開発部門が調査に苦労している問題があります。

進捗が遅いことに業を煮やした

お客様から担当営業にクレームが入り、

明日の朝に進捗報告が必須と言われました。

そこで、

営業からのメールを転送する形で、

海外の開発部門の責任者“Scott”に連絡して、

進捗報告に必要な

開発の見解を出させる必要があります。

 

 

■英文メールのサンプル

(説明の都合上、

各々の文に番号を付けています。)

 

Hi Scott,

 

1)Please allow me to raise the subject issue to your immediate attention.

2)According to the forwarded email below from Sales, there's a desperate pressure on us to give a status update to the customer tomorrow morning our time.

3)As such, can you please do every possible effort at your end so that my team should hear a response from Development by EOD today your time?

 

 

■日本語訳

 

スコットさん、

 

1)件名の問題に関して、

至急のご配慮を頂きたくメールしました。

 

2)営業からのメールを転送しますが、

それによると、

日本時間の明日朝にお客様に

進捗報告をすることが絶対に必要です。

 

3)この様な状況ですので、

そちら側でも最善を尽くしていただき、

今日の終わりまでに、

我々が開発からの返答が得られるように

お願いいたします。

 

 

■補足説明

 

上に示したサンプルですが、

私が在職中に実際に行っていたものに近い、

リアルなものです。

参考になりそうな部分があれば、

あなたの書くメールに取り込んでいただくと、

良いかと思います。

 

 

今日のところは、

1)の文についてのみ、説明します。

(後半に続く)

 

あて先の“Scott”は、

直接の実務担当者ではなく、

責任者(マネージャー)との想定ですので、

“Please allow me to ~”

(私が、~するのを許して下さい。)

という書き出しにしてみました。

 

代わりに、“Let me ~”

でも良いと思いますが、

相手がそれなりの地位の人であれば、

“Please allow me to ~”を覚えておきましょう。

 

 

‐‐‐‐‐

 

次に、

“the subject issue”という表現について。

 

当然、

この状況であれば、

メールの件名(Subject)には、

問題番号が含まれるはずですので、

この様な表現をしました。

もちろん、“the subject problem”でもOKです。

 

 

‐‐‐‐‐

 

最後に、

“raise ~ to one’s attention”は、

「誰に、~に対して、注意を払ってもらう」

という表現です。

 

この場合、

“Scott”は、実務担当者でないので、

個々の問題の詳細を把握していないでしょう。

 

ですので、

「あなたにも注意を払って欲しい・・・」と

依頼している訳です。

 

また、

今回のように“attention”の前に

“immediate”とか“kind”などの

修飾語を置くこともあります。

 

 

‐‐‐‐‐

 

2)及び3)に関しは、

明日以降、補足説明します。

 

 

 

‐‐‐‐‐

 

■編集後記

 

今日のように、

一見難しそうなテーマを扱うと、

購読を解除する方が必ず出ます。

 

もし、説明が舌足らずであれば、

幾らでも補足しますので、

下の「気になった」で

お知らせ下さい。