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前回に引き続き、
特別番外編(続編)として、
「安部総理の米機会演説から」
をお送りします。
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前回、
演説の一部を取り上げ、
「 強意のIt is~that・・・の構文」
を説明しました。
もし、
あなたが、仕事の関係で、
英語でプレゼンテーションをしたり、
報告書を書いたり、
メールでエスカレーションしたり・・・
する機会があるのであれば、
この技は、
是非、マスターして下さい。
では、
練習のために、
シンプルな文章で試しましょう。
■課題
想定する状況ですが、
「~は重要だ。」、
「~~も重要だ。」・・・と、
幾つか項目をあげた後で、
「仕事における時間の質が重要だ。」
と結論づけたいとします。
このような場合、
日本語なら、
「仕事における時間の質こそが重要だ。」
などと表現すると思います。
これと同じことを、
英語でやってみましょう。
■STEP1
まず、
結論部分を単純に英訳します。
(英訳1)
The quality of time at work is important.
または、
(英訳2)
The quality of time at work matters.
■STEP2
次に、
強調すべき場所を特定します。
この場合、
“The quality of time at work”
です。
■STEP3
最後に、
上で特定した強調する所を、
強意構文の(~)にはめ込む。
すると・・・、
(英訳1の強調後)
It is the quality of time at work that is important.
または、
(英訳2の強調後)
It is the quality of time at work that matters.
となる。
以上、出来上がり!!!
どうだったでしょうか?
強調前と後の英文を比べて見て下さい。
全然、違いますね。
何となく・・・、
強調後の英文の方は、
「日本人離れした・・・」
感じが漂いませんか??
この例から分かるように、
この技は、
幾つからの単語から成るかたまり
を強調するのに便利なのです。
もちろん、
一つの単語の場合もあります。
例えば・・・、
無人島に一人で置き去りにされたら、
大事なのは、
お金でもなく、
高価な腕時計でもなく・・
食べ物です。
つまり、
「食べ物こそが大事。」という状況です。
そのような場合であれば、
It is food that is important.
などと表現すれば良い。
プレゼンの資料や報告書では、
必ず、「ヤマバ」が訪れる。
そういう「ヤマバ」でこそ、
使って欲しいし、使えるはずです。
是非、
使う機会を狙ってみてください。
では、
特別番外編は、これにて終了です。