「ウサギとカメ」ならカメになりたい。 | ぐちゃぐちゃブログボード。

ぐちゃぐちゃブログボード。

自分が思った事や考えた事を淡々とコルクボードに張り付けるかの如く書いていくブログ。特別な意味はありませんが、何かしらの発見があったら幸いです。(旧:はっちゃけ!ゲーム日和)

社会人三年目が終わった。三年経って・・・俺は今の職場を退職する。現在はのんびりと転職活動を行っている。入社当初「三年経ったら会社辞めてやる」と言っていた記憶があるが、まさか本当に辞めると思わなかった。ここまでスカッと会社を辞められるような人間になっている未来も想像できなかったと思う・・・。


思い返す社会人一年目。俺は色んなことに怯えて生活していた。家での生活に怯えてたのもそうだし、何より自分に対して自信を持つことができなかった・・・。勉強は全然できなかったし、仕事も人よりできたと思えなかったから。

「こんなにできない奴なんだから、すぐクビにされるかも知れない」。

社会人が始まって数カ月は仕事を失う恐怖を常に持ち続けていた。仕事は楽しい!と思おうとしたけど無理だった。恐怖はあるけれど、仕事自体がつまらなくて頑張る気力も沸かなかった。睡魔を感じない日はほとんどなくて、モンスターやブラックコーヒー、ガムなど色んな物を使って睡魔を抑えるのが大変だった。

この時は常に「自分は何もできないし、努力もしないし、ただのクズだなあ」と思っていた。・・・今思うと、この考え自体が”逃げ”だった気もする。自分を過剰に低い扱いにする事で、相手から何か言われることに対してバリアを張っていた気がするのだ。


俺にとって転機になったのは二年目。忘れもしない「家を出る」事を実行した年だ。この時の経験は俺にとって良くも悪くも貴重な経験だった。俺自身、今までの考えを色々と変えさせられたのである。

当時、俺が最も頭を抱えた問題が"家の保証人をどうするか"ということである。勿論姉に頼んだのだが、最初は拒否されてしまった。ちゃんと俺が生活できるか不安だったみたいである。ようするに真っ先に"自分の保身"を考えたのだ。生活が上手くいかなかったり、何かあって自分に被害が及ぶのではないか。そう考えたのである。

友達からも「保証人は無理だからな」と言う前から拒否されたのである。一言も頼むことはしなかったけれど、俺自身が家の状況を話していた分、言われるかも知れないと思ったから事前に言っていたんだと思う。

俺自身酷くショックを受けた。本気で声をあげて泣いた。けど姉や友達に対して負の感情は沸かなかった。何故かというと「逆の立場だったら、俺も困惑するだろうな」と思ったからである。そう頭では分かっていても、凄く悲しかった。オマエは全然信用できない人間だと言われている気分だった。他人だったらここまで悲しくなかったと思うけど、姉や友達だったから余計に悲しかった。

この経験から学んだことは「優しさは余力から生まれる」ということ。友達自身の余力をも奪いかねることは頼んではいけないということだ。逆に言えば奪わないものであれば、聞いてみても良いと思っている。嫌ならば断わるだろうし。


そして今・・・転職活動中である。当時と比べて色々と考えを変えることができた。

自分をクズと考えることを辞めた。今まで他者と比較し、俺はなんでこうなんだろう、ダメなんだろうと考え続けてきていた。けど、そう考えること自体が間違いだったのだ。「自分はこういう人間なんだ」と認めてあげること。それが大切だったのだ。

楽しくない物を頑張り続ける。俺はそれができない人間だった。子供の頃の習い事も全然頑張れなかったし、ずっとやってても面白くなかった。子供の頃から変わってないのである。本当はもっと早く気付けたはずなのに、まわりと比較していたから気付かなかった。だからもっと素直になろう。自分に合う「頑張れる物」を探そう。そう考えたのである。

人によっては都合の良い言い訳に見えるかも知れない。けれど、俺にとってはこれが三年間の社会人生活をやった上での答えだった。


あと当時より、今の俺はそれなりに柔軟になれたと思う。

頭が禿げていること、実年齢より高く見えるところは話しのネタとして武器に。
イケメンを羨ましがるのではなく、俺自身で土俵を作るという考え方に変えた。

人からの評価を意識しなくなった。
俺の行動を評価するのは相手自身。俺が介入できる余地はないのだ。そう考えるようになってから、ラブライブやカービィに対してもっと自由に発言できるようになった。自由に動けるようになったのだ。履歴書にも堂々と「ゲームが好きだ」と書いている。

もしかしたら「ラブライバーキモイ」とか「その年でカービィはキモイ」とか思われるかも知れない。けど、他者は俺の事なんて対して見ていない。その場の話のネタになるくらいの価値程度で、賞味期限として一日程度の物なのだ。今までその「一日程度」にずっと気を取られていた。だからこれからは・・・あまり気にせず、のびのびとやっていこうと考えている。のびのびやる事の方がずっとメリットなのだ。

また悩むことはあるだろうし、嫌な事もあるだろう。けど、その時はまた楽しいことを見つけて頑張り続ける。それしかないんだ。

俺自身「ウサギとカメ」であれば、カメでありたいと考えている。何故ならカメはゴールだけを目指し、走り続けているからである。一方ウサギは・・・カメばかりを見ているのだ。だからゴールに辿りつくことができなかった。

失敗したっていい。ただ自由に過ごしていきたい。