2013年、今年映画館で観た1本目は
「レ・ミゼラブル」
http://lesmiserables-movie.jp/
年末公開で、観たい観たいと思いつつ公開から1ヶ月過ぎた。
ミュージカル好きなワタシとしては、映画館で絶対観たいと思ってたが
トイレ休憩が欲しかったくらい、3時間は長かったわ(@_@)
ロンドンでミュージカルが上演されたのは、かれこれ30年前。
ワタシは中学の頃に小説で読んだ記憶があって
ジャン・バルジャンはすげー大男なんだ!!
とか
ジャベールの執拗な追廻しっぷり恐ぇぇぇぇっ!!!
とか
小説読んでも恐い印象しかなく(´□`。)
肝心なストーリー展開をすっかり忘れての映画鑑賞となった。
ロンドンに何度も行ってるけど、レミゼは観る機会にめぐり合えず
日本で上演してるものは、観る気になれず…と敬遠してた節がある。
今でこそ慣れたけれど、ミュージカル調の日本語って
不自然に聞こえてしまうのよね…
で、この映画も舞台はフランスなわけだから
『本来はフランス語であるべきなんじゃ??』
なんてこと思ってしまうもんだからややこしや(´Д`;)
実際は制作はイギリスだし、配給会社はユニバーサルなので
バリバリのイングリッシュでの、ミュージカル映画。
映画も長ければ、前置きも長いwww
主役のジャン・バルジャンはヒュー・ジャックマン
この人、今回オーディション受けて主役の座を勝ち得ただけに
終始力強い、すんごい演技してました。
ミュージカル調のセリフ回しを習得するために
「凄い訓練受けた」と王様のブランチのインタビューで答えてたが
声デカすぎるでしょ!!!
つーくらい、腹から声出しまくっての歌には感動もん。
通常の映画ならば、人が寝息をたててたら声のトーンを下げて言うセリフを
「ガぁぁぁーーーーッ!」!と声量あげて言い放つ。
このミスマッチ感は面白いし、ミュージカル映画ならでは。
ワタシの大好きな映画「不思議の国のアリス」にも出てた
アン・ハサウェイとヘレナ・ボナムカーターも出演してる。
アン・ハサウェイの体張った演技観て、前までのお嬢さんっぽいとこが
ほんと抜けたなぁ…と感心した。
ヘレナは、ヘレナじゃないとできない配役で、こーゆースパイス的な
女優さんって、深刻すぎる映画内容だからこそ必要だな…って感じ。
エポニーヌ役の女優さんが「ハイスクールミュージカル」に出てなかった?
ってくらいアメリカ受けしてそな女優さん顔で、映画途中で頭の中が
「ハイスクールミュージカル」でいっぱいになってしまった(^_^;)
実際は、一昨年レミゼで同役を演じてた女優さんでした。
セリフがミュージカル調だから、内容が酷でも泣けないだろ…
なーんて思ってたけれど、やはりワタシも人の親なので
子供の事が絡むと涙腺が弱くなる(ノ_-。)
この飽食な時代に「パン1個盗む」って概念からして
理解に苦しむ人もいるであろうが、究極の貧困状態に迫られた時…
善とは何?
償うとは何?
この悪は、ほんとに悪なの?
って、考えさせられる。
そんな作品でございました。
誰しも聞き覚えのある有名な旋律が終始流れるので、
映画館の大音量で楽しめて良かった♪