3月11日金曜日14時46分

1年前、震災が起こった時間。


ワタシは自宅、息子は学校帰りに地震の揺れが起こった。

息子が帰宅するまでの10分。

42年の人生で、あんなに長く感じた10分は無い。

これからも、あんな時間絶対過ごしたくない。

それくらい恐怖の10分だった。


金曜は特に、この時間はそわそわする。

毎週、毎週それは続いた。

これから先も続くと思う。。。


あの時から。

生活は一変した。

信じてたものが、信じられなくなって

でも守るべきものを自分のできる精一杯で見守った。


頭が何度も混乱して「正しいもの」と思ってた言を見失いかけながら

「信じてたもの」が崩壊し、冷静な判断を求められ続けた。


ワタシ1人だったら、どうにでもなる。

子供がいると、どうにもならない。

結果、自分を責め続けてもどうにもならない日々が続いた。


不安を抱えて生きてくなんて、誰しもしたくないのに

今だに不安を抱えてる人はたくさんいる。

誰も「大丈夫」って言ってくれない、言いきれないそんな時を

生きてかなきゃならない。

でも守るべき大事な息子は、ワタシ1人の手で守り続けてく。


自分なりにできる範囲で復興にたずさわることはしてきたし

これからも続けてく。。。


明日仙台郊外で花火 が上がる。

この花火は地上の人が楽しむ花火大会ではない。

空の上に轟いて、空の上の人達が生きてた証を確かめる花火。


天気が良くても、悪くても打ち上げるらしい。

色んな気持ちが空に届き、多くの方のご冥福をお祈り申し上げます。