
満開の深叢寺の桜を眺めるとき、母と最後にここで桜を見た時を思い出す。

当時はコロナの感染が広がって、施設でお世話になっていた母との面会はガラス越しで直接会えずにいた。
そんな中、母は体調を崩し入院。
ちょうど桜が満開のころ退院が決まり、病院から施設まで母に付き添えることになった。
施設に戻る前に「母と深叢寺の桜が見たい」と施設の方にお願いした。
母とふたり、満開の桜の下へ。
久しぶりの母との時間
この時が母と眺めた最後の桜になってしまった。
深叢寺の桜を眺めるとき、母のことを想う。

ゆめが初めて桜を見た日
喜びにあふれる表情に慰められる。