映画のロケ地巡り。
今回は、僕の大好きな映画
『ビフォア・サンライズ/恋人までの距離(ディスタンス)』です。
公開されたのは1995年。続編も作られていますし、ファンも多い恋愛映画のクラシックではないでしょうか。
英語版予告編
解説
ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク共演によるラブ・ロマンス。列車の中で偶然出会った一組の男女。二人は意気投合して列車を途中下車し、ウィーンの街をあてどもなく歩く。しかし楽しい時間はあっという間に過ぎ、やがてお互いの生活に帰る朝がやってくる……。allcinema ONLINEより
「恋愛映画」と書きましたが、男女の様子がリアルに描かれているだけでなく、とにかく主人公のジェシーとセリーヌが話しまくる。
「コミュニケーション」とは「話すこと」、相手を理解し自分を知るには話すことが大事だということを強烈に感じさせてくれる映画です。
また、映画のラストで二人が訪れた風景が映し出されます。
でも、そこには既に別の時間が流れている。
「時間」というものについて考えさせられる映画でもあります(「時間」がこのシリーズの裏テーマなのかな?)。
映画の舞台はウィーン!
初日の天気予報は「にわか雨」だったんですけど
これ、もう完全に雪ですよね!(泣)
一面銀世界になってますけど(ホテルの窓から)
なかなかハードなロケ地巡りになりそうです。
作品内の時系列に沿って写真を貼っていきますね。
まず、ウィーン駅に降り立つ二人。
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映画の劇中で使用されたのはウィーン西駅の7番線乗り場です
このエスカレーターも映画の最後でチラッと登場しましたね
橋の上で二人が劇団員に声をかける場面。
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ウィーンに降り立った最初の印象的な場面だったのでテンション上がりました
ウィーン西駅からは随分離れた場所にありました。映画ですから当然ですね。
長回しが印象的なトラムの会話シーン。
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トラムは乗車しなかったので外から撮りました
二人が立ち寄ったレコードショップ。
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視聴室はありませんでした
映画のポスターと、二人が聴いたKath Bloomのレコードが飾られていました
墓地、少女のお墓の前で語る場面。
調べてみたところ、ウィーン郊外にあり予想以上に距離があった為、今回は断念しました。
車が必要ですね。
二人が乗る観覧車。
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さすがに観覧車には乗りませんでした
手相占い師に声を掛けられるカフェテラス。
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初日に撮ったので雪がまだ残っている
実はここを撮っていた時にF君とはぐれたので、写真どころではなかったのです。
海外で携帯が使えないと、友人とはぐれた時に詰んでしまいます。simカードを購入して連絡できるようにしておくか、予め迷子になった時の事を決めておくと良いですね。
シュテファン大聖堂方面まで戻ったら再会できた
カフェを後にした二人は教会へ。
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このシーン、実際は教会の外観と内部はそれぞれ別の教会なのでした。
外観はMaria am Gestade教会(中には入れませんでした)
内部はSankt Mariahilf教会
路上詩人に声を掛けられる場面。
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川沿いの遊歩道は本当に気持ち良いですね、犬の散歩コースにもなっていた
二人がビールを飲みながらピンボールゲームをするクラブ。
週末しか開いていないクラブだった為、今回は断念しました。
「誕生の踊り」の路上パフォーマンスを見る場面。
二人が路地で語り合う場面。
この二場面についても今回は訪れませんでした。
本作のハイライトの一つ、カフェでの電話ごっこの場面。
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老舗のカフェ・シュペール/Cafe Sperl。1880年開業。
とても時代を感じさせる高級感ある雰囲気
ジェシーとセリーヌが会話していた席!
このボックス席広めでゆったりしてますが、二人でも座ることができますよ。
劇中でも様々な客がお喋りしていましたが、あの雰囲気そのまま
雑誌やビリヤード台も置いてありました
一人で勉強や仕事をしている人もいました。とても雰囲気の良いカフェでしたね。
高級感漂う店内でしたが、飲食の値段はとても良心的。
こんなカフェが地元にあったら、是非通いたいと思うくらい魅力的でした。
シンデレラのかぼちゃの例え話をする場面。
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初日の写真なので雪がまだ残っています
ウィーン国立歌劇場の向かいにありました。
船上レストランで、今後の再会について話す場面。
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冬だったのでまだシーズンに入っていませんでした
20年以上も経っているので、川岸の風景もかなり変わっていました。
ジェシーが赤ワインを交渉するBAR。
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こちらのクラブも平日は休みだったので、店の外だけ。
二人が一夜を過ごす公園の芝生。
調べてみたところ、こちらは私有地で立ち入りできないようなので断念。
明け方、二人がハープシコードの演奏を耳にする場面。
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窓枠の部分が変わっていました
出発の時間が来るまで二人が過ごした広場。
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シンデレラの例え話をした場面と同じ広場でした
この広場は左側に大きな建築物ができていて、ちょっと景観を損ねていた印象。
今回のロケ地は
ウィーンの中心部にロケーションが集中していたので、余裕を持って回るなら2日あれば大丈夫ではないでしょうか(墓地除く)。
市街中心部は無料Wi-fiを使用できるスポットが多く、しかも余計な登録手続きなども不要で選択すればすぐに接続できる仕様でありがたかったです。バスの車内にはUSBプラグを接続できるソケットもあり、充電も可能でした!ネット環境はイタリアに比べてかなり進んでいましたね。
おまけ。
シュテファン大聖堂の内部とカメラ目線をしてくれた馬車馬さん。
今回、ロケ地巡りをするにあたってはこちらの英語サイトの地図を参考にしました。
もし、ロケ地巡りに興味のある方はいかがでしょう。