映画ロケ地を歩く『007/慰めの報酬』 | カプチーノを飲みながら

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イタリア度95%、正直90%、おもいやり90%設定のブログです。

晴天のシエナは、絶好の散歩日和。 歴史が好きな人、路地裏歩きが好きな人にとって

シエナはとても魅力的な街だと思います。

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世界遺産に登録されているシエナ歴史地区

シエナは映画のロケ地に採用されることもあります。 有名な映画では 『007/慰めの報酬』にも登場しました。 

ジェームズ・ボンドがシエナにキターーーー!!

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6代目ボンドのダニエル・クレイグ 今作のボンドは、スティーヴ・マックイーンをかなり意識していたと思います

 

今回は、ボンドが暴れたシエナの街角を少し紹介します。映画冒頭の映像↓

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新しい画像

ボンドのアストン・マーティンがシエナに到着するシーン

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写真、車は右から左へ通過

今のアパートから5分の場所。 すぐ近くに大学があります。

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MI6の隠れ家に向かうシーン

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アストン・マーティンもボンドも左奥の扉に入っていきます

まさかシエナにMI6の隠れ家があったとは! いいのか、イタリア? 

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後日、通りかかったら扉が開いていた

ちなみに、シエナは中世から地下水道が発達していた街なので ボンドが下水道を走り抜けるシーンはちゃんと理に適っています。

実際にこういう水路があるんですよ

下水道を抜けるとカンポ広場のど真ん中に出ていましたね、映画では。

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シエナの伝統的な草競馬『パリオ』が開催されるカンポ広場

中央奥に見えるのが市庁舎の入り口、そこに敵とボンドが入っていきます。

無題

市庁舎の中庭

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ボンドが入っていくのは奥の扉

中庭では、演奏会やライヴなど様々なイベントがおこなわれます。 

映画では、ボンドと敵が家々の屋根の上を追いかけっこしますが ちょっと写真は撮れませんでした。屋上だしね。 

突っ込むのは野暮だけど、逃げ場がないのに何故上に上に逃げるのか。

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敵と闘ったと思われるドゥオーモ

塔から落ちるシーンは合成かな?もしくはセットだと思います。

それにしても、雲ひとつない青空!

イタリアは南に行くほど、青空に深みが増す気がします。

日本とはちょっと違う種類の青空というか。

 

地元の人は分かることですが

街の中心にいたはずなのに、屋上に出ると何故か街の外れにいたり、下水道を抜けると広場に繋がったりするシーンがあります。

当然フィクションですし、見映えを考えて面白くなるように上手に編集しているのです。

それから、イタリアはどの通りにも必ず名前があり、建物の壁に通り名が表記されていますが それらも映画内では全てしっかりと消されています。

見映えの悪い交通標識も消されています。 映画の編集作業は大変だな、凄いな、と改めて思いますね。

シエナにお越しの際は、ロケ地散策も面白いかもしれません。

 

ちなみに 『007/慰めの報酬』は、前作からの完璧な続編として作られていて 『カジノ・ロワイヤル』の1時間後から話が始まるので 『カジノ・ロワイヤル』を観てから鑑賞しないと大変なことになります。

 

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追記:

どうやら 劇中、ボンドが塔から敵と格闘して落下した場所は、ドゥオーモではなさそうです。 

間違っていました、すみません。

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映像から推測すると、この奥にある建物

シエナに限らずイタリアには、このような鐘塔がいくつもあります。 

周囲の建物も高い造りの為、近付くとどこに鐘塔があるのか分からなくなってしまいました。

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やっと発見!工事中だった

敷地内は消防関係のオフィスのようでした。 中庭から撮影。