晴天のシエナは、絶好の散歩日和。 歴史が好きな人、路地裏歩きが好きな人にとって
シエナはとても魅力的な街だと思います。
世界遺産に登録されているシエナ歴史地区
シエナは映画のロケ地に採用されることもあります。 有名な映画では 『007/慰めの報酬』にも登場しました。
ジェームズ・ボンドがシエナにキターーーー!!
6代目ボンドのダニエル・クレイグ 今作のボンドは、スティーヴ・マックイーンをかなり意識していたと思います
今回は、ボンドが暴れたシエナの街角を少し紹介します。映画冒頭の映像↓
ボンドのアストン・マーティンがシエナに到着するシーン ↓
写真、車は右から左へ通過
今のアパートから5分の場所。 すぐ近くに大学があります。
MI6の隠れ家に向かうシーン ↓
アストン・マーティンもボンドも左奥の扉に入っていきます
まさかシエナにMI6の隠れ家があったとは! いいのか、イタリア?
後日、通りかかったら扉が開いていた
ちなみに、シエナは中世から地下水道が発達していた街なので ボンドが下水道を走り抜けるシーンはちゃんと理に適っています。
実際にこういう水路があるんですよ
下水道を抜けるとカンポ広場のど真ん中に出ていましたね、映画では。
シエナの伝統的な草競馬『パリオ』が開催されるカンポ広場
中央奥に見えるのが市庁舎の入り口、そこに敵とボンドが入っていきます。
市庁舎の中庭 ↓
ボンドが入っていくのは奥の扉
中庭では、演奏会やライヴなど様々なイベントがおこなわれます。
映画では、ボンドと敵が家々の屋根の上を追いかけっこしますが ちょっと写真は撮れませんでした。屋上だしね。
突っ込むのは野暮だけど、逃げ場がないのに何故上に上に逃げるのか。
敵と闘ったと思われるドゥオーモ
塔から落ちるシーンは合成かな?もしくはセットだと思います。
それにしても、雲ひとつない青空!
イタリアは南に行くほど、青空に深みが増す気がします。
日本とはちょっと違う種類の青空というか。
地元の人は分かることですが
街の中心にいたはずなのに、屋上に出ると何故か街の外れにいたり、下水道を抜けると広場に繋がったりするシーンがあります。
当然フィクションですし、見映えを考えて面白くなるように上手に編集しているのです。
それから、イタリアはどの通りにも必ず名前があり、建物の壁に通り名が表記されていますが それらも映画内では全てしっかりと消されています。
見映えの悪い交通標識も消されています。 映画の編集作業は大変だな、凄いな、と改めて思いますね。
シエナにお越しの際は、ロケ地散策も面白いかもしれません。
ちなみに 『007/慰めの報酬』は、前作からの完璧な続編として作られていて 『カジノ・ロワイヤル』の1時間後から話が始まるので 『カジノ・ロワイヤル』を観てから鑑賞しないと大変なことになります。
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追記:
どうやら 劇中、ボンドが塔から敵と格闘して落下した場所は、ドゥオーモではなさそうです。
間違っていました、すみません。
映像から推測すると、この奥にある建物
シエナに限らずイタリアには、このような鐘塔がいくつもあります。
周囲の建物も高い造りの為、近付くとどこに鐘塔があるのか分からなくなってしまいました。
やっと発見!工事中だった
敷地内は消防関係のオフィスのようでした。 中庭から撮影。