旅行 自分から 旅立つ
日常と 切り離した 世界に
我が身を 羽ばたかせに行く
国内にしても 海外なら なおさら
高揚感 や 期待を もって
毎日とは 違う 知らない世界に 身を置く
自らの 発動で 日常に変化が訪れる
自分の行動 自分の希望
ところが それが
意も せぬ所から
招待 じゃぁなくて
変化が 訪れるとしたら…
妹が 帰ってきます
亡き父の妹 叔母の 見舞いのために
帰ってくる妹とは
叔母の下 弟 (叔父)
叔父の妻 が 亡くなった時
弔いの場で すれ違って 二言 三言
言葉を 交わした だけ
それからも もう 5年くらいたつ
その前 会ったのは
父が亡くなっての 一周忌
それは 平成23年のこと
妹が 帰ってくる 3月の始めに
日常が 壊される感覚に
今 陥っている
可愛い 妹
可哀想な 妹
この世で たった1人の
血を分けた 妹は
長く 暮らしても あちらでは
きっと いつまでも アジアン「 日本人 」
そう思われてるだろう 妹は
長い暮らし中で 様式 も 感覚も
わたしの中では アメリカ人
たくさん 話したい って思っても
何かが 邪魔に感じる
何かとは? ナニ?
自問自答する
親戚は交えず
母も交えず わたしの夫も 交えず
2人きりで 話せるなら
そんな時間を 設けられないのなら
黒船来航 くらい 怖いんですけど
この世にたった2人だけの 姉妹
母が そう わたしに言い聞かせてた言葉
大人になって
気持ちの何かを共有するときに
記憶の 何かを共有するときに
分身に近い 気持ちも持ちながらも
姉妹の性格の違い と
置かれてる世界観 を 考えると
わたしの日常が 壊される感覚しか
今は 想像出来なくて
たった ひととき
「 わたしだけの 妹 」にするには
どんな お膳立てをしたら 良いだろう
と 今から 考えあぐねて います