synchronize | SMACKISMのブログ

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この2日間 ある 依頼の為

ある ミュージシャンのことを 紐解き

自分なりに 解釈しようと 試みた


彼が 生前 それを通して 何を見ていたのか


世界は どのように映っていたのか



ボロボロの ブルージーンズに脚を通し

カーディガンを羽織り 


何年も履いてなかった 赤色のオールスターを

引っぱり出してきた


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特別な 意識は どこにもなく



書籍を 読み直し 私の字で 


彼の言葉を 白い紙に 書き綴った



できうる限り シンクロナイズ 


する為に



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私なりの 解釈が 出来上がった筈







その 作業を している最中



なぜか 昔の記憶が蘇った





幼少の頃 私は 

人生の主人公は自分 であると思っていた

にも関らず

自分が死んだ後も この世の中が 継続していくことになることを

不思議に感じ その上 恐怖に感じていた


戦隊もののヒーローが 死んでしまったら その番組は終わってしまうのに

自分が死んでも 世界が終わらないことを 捉えきれず

自分の存在について 訳がわからなくなり

おばあちゃんと一緒に お風呂に入りながら

「死ぬのいやや」と 泣いていた


はたまた 宇宙の果ては どうなっているのか解明されていないことに

無性の恐怖を感じていた



かなり内向的で泣き虫


そんな 私の幼少期



唯一 いかなる時も 私の味方であった

“かばくん” 


全長15㎝程 ソバ殻が詰まった 黄土色をした

いわゆる ぬいぐるみ “かばくん”


(厳密には サイであった)


保育園・幼稚園・学校から 戻ると

片時もはなさず 握りしめていた “かばくん”


寝るときも もちろん一緒


親におこられたり 哀しいことがあると

泣きながら “かばくん”に 話しかけた




おそらく 小学校6年生であった ある日


突然 “かばくん”は 私のもとから 姿を消した



私の 心の支えであり 何でも話せる相手をなくした



眠る時 淋しくて 哀しくて


何夜 泣いていたことだろうか





遠い記憶





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“かばくん”





GOOD NIGHT