SMACKの幹 | SMACKISMのブログ

SMACKの幹

結果というものにたどり着けるのは
偏執狂だけである


みなさん おばんです



私は ブランドを始める以前
プリントや刺繍を加工する二次加工メーカーにて
加工をふまえたグラフィックデザインを企画・提案する
職務に就いておりました。

その時のノウハウが
SMACK ENGINEERの基盤になっています
またSMACK ENGINEERの代名詞が
【二次加工】と【グラフィック】
と 言っていただけるのも

素晴らしい工場さんとお仕事させて頂いてるからであります

現在 SMACKのプリントは 2軒の工場さんに お願いしています

1軒が ブログにも 多々登場して頂いてる
【画房 桃苑】さん
こちらは メインが顔料・ラバーで すごく繊細で細やかなプリントを得意にされており
色合わせに関しては抜群の技をお持ちです。
フォト系のプリントや線の細いプリントは こちらにお任せしています。


そして もう1軒が ビーズ・スパンコール・エンボス・植毛フロッキー等
特殊なプリントをして頂いてる【コルモス】さんです。
ブランド当初のSMACKの印象は このコルモスさんの加工のイメージが強いと思います。


今回は その【コルモス】さんのご紹介です



SMACKISMのブログ-プレス機2


SMACKISMのブログ-プレス機3


小畑社長とプレス機
150×100㎝の大型プレス機
これで箔や転写シートを接着します
身頃がすっぽり入る大きさなので
よほど大きな柄でも箔の継ぎ目が出ません
これだけ大きなプレス機はあまりないそうです



SMACKISMのブログ-工場内

敷地面積600坪
作業坪面積約400坪の工場内


SMACKISMのブログ-製品台

製品台


SMACKISMのブログ-長台

原反プリントを行う30Mの長台


SMACKISMのブログ-ベーキング

ベーキング(熱処理)マシン


SMACKISMのブログ-工場内2





SMACKISMのブログ-フロッキー

これ 何だかわかります?
これが 植毛フロッキーの毛です

元来フロッキーはこのように毛を使って
まさに植毛されてました
しかし 植毛時の埃や手間の問題から
今はフロッキーシートが開発され そちらが主流になってます

現在国内で植毛フロッキーをされてるところは
10軒もないといわれてます

コルモスさんでは その手間もかえりみず今も植毛にこだわられている
希少な工場さんです

かくいう私も やはり毛並みがしっかりしている
植毛フロッキーが好きなので

SMACKでも そこにこだわり
ほぼ植毛フロッキーしか使いません



SMACKISMのブログ-フロッキーのザル

フロッキーを振りかける為のカゴ
これ 社長の手作りらしいです
振りかける量や 振り方ひとつで 
フロッキーの付き具合が変わるそうです
試行錯誤を繰り返し 出来上がった まさに伝家の宝刀



SMACKISMのブログ-静電気マシン

フロッキーは静電気で毛を立たせるんですが
その 静電気を作り出すマシン
すごくレトロな雰囲気を醸し出してますが
昭和20年製の代物らしいです
でも この機械が一番具合が良いそうです
新型の機械も もちろん生産されてるらしいのですが
毛の立ち具合が違うそうです


ちなみに こちらが 新型マシン

SMACKISMのブログ-新型静電気

工場の隅で 眠ってました


何に関しても 新しいモノが良いとは限らないんですね

私たちがグラフィックデザインする時もそうです
ソフトの中に入ってる フォントやフィルターも
“らしい” 機能がバージョンアップする毎に
増えて行きますが 本物の“ソレ”とはやはり 違います。
やはり 本物 を作るのに ひと手間 ふた手間かけないと...

SMACKのグラフィックは そこ にもこだわっています
ま デザイナーのオナニーなのかもしれませんが




SMACKISMのブログ-ビーズプリント


ビーズプリント
SMACKでも多用するビーズプリント
ビーズプリント自体いろんな工場さんでされてますが
どこも堅牢度が良くなく このARMANIのプリントも
最終的にコルモスさんの ビーズプリントが採用されたそうです







SMACKを始めた当初 時間があれば
コルモスさんに 行ってました
多い時は 1日3回 足を運んでました
いつも 息子の様に接して下さる社長
今も週に2~3回足を運びます
その都度 満面の笑みで 「こんなん出来たわ、ど~や? 面白いやろ」
と サンプルを見せて下さいます

「こんな 仕事 生まれ変わったら絶対いやや」と いいつつ
笑顔で 常に 新しい事 にチャレンジされてます


本当に 
服作りにおける 仕事面でも 
自営業者としての 仕事面でも 
お世話になりっぱなしです






私の中で

画房 桃苑さんが 【柔】

コルモスさんが 【剛】



いくら二次加工で良い技術や手法があっても
表現するモチーフやグラフィックと上手く融合しないと生きてこないと思ってます


その点に関していえば 私は 
日本のどのデザイナーよりも 優れていると自負してます


デザイナー本人の手刷りも悪いとはいいません
私も たまに 自分で刷りますが
でもやはり プロとアマでは 違います

刷り手・加工のプロ

加工とグラフィックを融合させるプロ


この二つが組み合わさり 出来上がっているのが


SMACK ENGINEER という ブランドです



プリントものに関しては 本当に 
良い環境と工場さんに恵まれていると感じてます



だから SMACKのプリントもの は 本物で あり 最強です




みなさんに 保証します




SMACKISMのブログ-EXP

ちなみに イカレたコイツも その産物です






そんな 社長に先日
「もう長くて 10年できるかどうかやで...
教えたげるし 自分でやってみたらどうや」って 言われました


今まで 何度となく 言ってもらってた言葉


冗談かなと 最初思ってました


でも これだけ苦労して 築き上げられて来たノウハウを..




でも 本気で 言って下さってる気がしました




だから 本気で 考えようと 思っています








 

いつに なく 真剣な話で すみません







でも 伝えたかったので










でわでわ




GOOD NIGHT ~私はいい夢みます~