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前場からストップ高、買い気配・・・引けで比例配分。
持ってた株が、あるいは漸次使った株がこんな動きをしたときってサイコーですよねー
とりわけ材料株・中小型の成長株等に投資をしている方は、日々こんな期待を描いていることでしょー。ちょっと前まで100円、200円だった株がいつのまにか1,000円超えてたーみたいな。

でもいい時ばかりじゃないので、ちょっと格言っぽく。

・最安値で買えない、最高値では売れない
・上がるスピードよりはるかに速く下がってしまう・・・

上はよく言われることですが、なかなか頭でわかってても・・・逆はけっこうやってしまいます。証券会社の頃はよく「四季報に株価を載せた・・・」ことを自慢してる先輩がいました。もちろん最高値を買って・・・ですが。

下については、最近ですとネットバブル後の下げ相場がそうですねー短期間で10倍、20倍になった後、100分の一や上場廃止(ゼロ円)になってしまったものもいくつかありましたー公開後、寄らず上げ続け初値が最高値、でもその後下げ続ける・・・なんていうのもないわけではないですー

ちょっと具体的な例です。
週末終値700円の株に好材料が出たとします。朝方からストップ高、月曜日は800円で比例配分。
翌日もストップ高で上げ続けます。すると火曜日終値は900円で比例配分。水曜日は・・・1,000円で比例配分ですねー
大台のせ、ここからおいしー、そう思って水曜日、前場から順調に上げ続け1,200円、寄らずに前場を終了し・・・そんなときに悪材料が出ます。すると・・・
後場は一転して売り気配からスタート・・・真空地帯を株価だけがどんどん下がっていきます。終値は・・・800円比例配分。一気に月曜日の価格まで戻ってしまいましたー
そうなんです。株式売買には値幅制限が設定されていて、これは株価のレンジによって割合が変わっていきます。前日の終値で設定されますから、上昇局面ではこの制限に邪魔され、なかなか思ったように上がっていきませんが、下降局面となると前日の高い時に設定されたレンジですので、急降下してしまいます。
上記はストップ高の特異な例ですが、通常出来高を伴ってじわじわ上げていた株が、ひとつの材料をきっかけに真空地帯を急落するような場面はよく見られます(カネボウのように・・・カネボウは上げてないか・・・)。下げるスピードってホント速いですよねー

先週(5/13~20)の値上がり率トップは、イーディーコントライブ(株)。木、金とストップ高で株価はちょうど100,000円。12万円になるのか、それとも8万円??