2・8の原理というのご存知でしょうか?

証券会社の営業なんかはまさにあてはまってまして、営業2課、各課5名づつ合わせて10人の営業マンがいたとすると、各課の筆頭セールス2名が、その支店の8割の手数料を上げていたイメージです。残りの8名はまさに筆頭セールスのおかげで、会社にいられるようなもんです。

この2・8の原理を営業効率として考えてみます。仮にお店のその日の手数料が1,000万円だとすると、筆頭の2名は8割の800万円、一人当たり400万円の手数料を稼ぐことになります。一方残りの8名の営業マンは8名で200万円、一人当たり25万円しか稼ぎません。その差は16倍ということになりますー

この2・8の原理は小売の世界では、ABC分析としてよく知られており、2割の売れ筋商品が売上の8割を占めるといわれています。ABC分析については下記ご参考いただけます。
http://www.kcs-net.or.jp/bp/d/61.htm

株式市場でこれをあてはめてみます。
10名のトレーダーがいて、2名のスーパートレーダーが一日で800万円利益をだしたとします。株式相場は基本的にゼロサムですから、8名が800万円の損失ということになりますね。一人当たり100万円づつです。損する側はたいした損ではないので、そのうち取り返せるとトレードを続けていきますが一方で少数精鋭のスーパートレーダーは、がっつり儲けていきます。その差は広がる一方ですー

本来の2・8の原理とはちょっと変わってはいますが、だいたい同じような感じですよねー
あなたは2・8どちらですかー