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私が、何かの判断に迷ったときとか、考え方のよりどころとしているもので、「フィボナッチ数列・黄金比」があります。個人的にはさまざまなところで応用しています。ちょっと紹介させて下さい。

多数決をする時、ひとり仲間がいれば・・・というおはなしをバブル時代のエピソード、「LBO」と「4倍融資」のなかでしましたが、株式市場においては、昔から「エリオットの波動理論」というのがあります。「フィボナッチ数列・黄金比」に関係しますので、以下、ちょっと私なりの解釈です。

みんなで何かを決めようとした時、意見が二分することはよくあることですが、ココでは例えば、「上がる(ブル)」か「下がる(ベア)」かに意見が分かれたとしましょう。
参加メンバーは8人。
2人の人は、絶対上がる、そしてまた別の2人は絶対下がるといって確固たる自分の意見を持っているようです。それに対し、残り4人は状況に応じてどちらかなー、というイメージで、確固たる意見は持っていません。
4人全員が「上がる」の意見になれば、6:2で「上がる」の意見になりますし、その逆もそうです。ただ、4人全員というわけにもなかなかいかず、4人がどっちにしようかいったりきたり迷います。すると、5:3とか3:5という比率でどちらかに流れるか、4:4で均衡するという状況が繰り返していきます。

この、5:3の比率が、いわゆるフィボナッチの比率(61.8%:38.2%)と、私なりに解釈していますー

フィボナッチ数の求め方はいろいろありますが、私的には、内分比率=外分比率が最もイメージとあっていて、図のa:bに内分する点は、c:aに内分する点と一致しその比率が等しい点です。
これを、式にあらわします。
aの長さをx、bの長さをy、cを1とすると、連立2次方程式
x+y=1
x:y=1:x
を解くことで求められます。
下の式は、
y=x^2これにy=1-xを代入すると
x^2+x-1=0
解の公式でx=(√5-1)/2
すなわち、2.236・・・-1を2で割りますから、0.618・・・
となります。

掲載画像はジョンJ・マーフィー著「先物市場のテクニカル分析」の中から、フロストとプレクターの「エリオット波動理論」の記載を抜粋しています。

「フィボナッチ数列」「黄金比」については、Googleで検索すると、下記にわかりやすい解説がありました。興味がある方はこちらを参考に。
http://www.cwo.zaq.ne.jp/bfaby300/math/fibona.html