保有している株を手放して、新たな株に乗り換える。「売買」とは「売り」と「買い」ですから、まさにそのものですねー。証券会社にとっては「売り」「買い」両方の手数料が入るわけで一番おいしい。基本的に、証券会社は売りは勧めないので「○○買いましょう」という時に、新たに入金していただきたいのですが(ポジションを増やす)、目先の手数料が欲しいので、「××を売って買いましょう!」という勧め方になります。勧め方は保有している株の株価推移で3通り。
 屐漾濔紊って儲かってますよねー、次は○○いきましょう・・・」
◆屐漾濂爾っちゃいましたねー、○○でとり返しましょう・・・」
「××動かないですねー、動きのいい○○に乗り換えましょう・・・」
××が儲かってるのか、損してるのかは関係ないです。証券マンにとって都合がいいのは、手数料を差し引いた上で、××を売った金額が○○を購入する金額より大きい場合ですねーポジションを大きく持っていればこのあたりが非常にやりやすいわけです。
また、資金が足りないと、現金を入れてもらうよう勧めるのですが、中国ファンドを持ってたりすると、これを崩したりして充当します。
ご存知の通り証券会社は4日後決済という仕組みを持っていますので、充当する現金は4営業日後までに用意していただけばよいことになっていますが、中国ファンド等のリスクの少ない金融商品は翌日決済になっています。このあたりも売買をよりやりやすくする工夫ですよねー
昔の証券会社が、株の買いを勧めるのは「目先の買い手数料」と「将来の売り手数料」を稼ぎたいため。
儲かりもしない確定利回りの金融商品を勧めるのは、将来の株購入資金を手元においておくためです。

sunamototさんからのコメントにもありますように、売ってしまった株のほうが上がってしまう・・・なんてことはよくありますねーくやしいものです。
ちなみに私は、高速道路とかで車線変更をする時、この株の乗り換えを想像してしまいますーなんかすごく似てるので・・・