実は日本から向かったのはアメリカではなくカナダのバンクーバーだったのですが、これはワールドカップ決勝戦を観戦するためでした。4月に航空券を押さえたのでその時点ではどこが決勝戦まで残るかわからなかったのですが、ブラケットを見た個人的な予想ではドイツかアメリカとイングランドかなと思っていました。もちろん日本とイングランドの試合をご覧になった方はご存知でしょうが、最後の最後のあの展開までイングランド優勢という試合でしたね。しかし結果的にはアメリカと日本というドイツ大会と同じカードになるということで、テンションが上がりましたね。
無事試合のチケットも入手できて、試合会場にモノレールで向かうと、キックオフの数時間前からスタジアム周辺はものすごい人の数と熱気。間違いない盛り上がりを体感しました。公式発表では5万3千人の観客ということ、しかもおそらく日本のサポーターは千人くらいだったのではないでしょうか。とにかく「USA!」や「I believe that we will win!」だのというチャントが鳴り止まない状況、これには日本代表のチームも平常心を保つのは難しかったかもしれません。試合内容は、、、日本人としては悲しかったけど、4年前にアメリカは相当悔しかったのでしょう、個人能力も戦術も何もかも完璧に準備した印象。まあ、この辺に関してはまた後日分析しましょう。
アメリカに戻ってからは、フロリダ州タンパベイエリアの超綺麗なクリアウォータービーチで開催されたビーチサッカー大会を観戦しに行きました。天気も良く、男子も女子も凄い迫力でした。体の強い白人、凄いバネの黒人、技術があり上手いヒスパニック、と多様なタイプが存在するアメリカの面白さを改めて実感。そして美しすぎる夕陽と海と空のコントラスト。。。
その後、南フロリダ大学のサッカーキャンプでの日本人選手のサポートやIMGアカデミーのコーチたちとの近況報告などもありつつ。
今回アメリカに戻って以来のハイライトといえば、偶然にもフロリダ大学のあるゲインズビルに滞在していらっしゃる東海大学の教授で日本のスポーツ心理学の大御所、高妻先生とお会いできたことです。私も何十年もあとのフロリダ州立大学の卒業生ということで勝手に親近感を持ったりして、さらに奥様も同じ大学出身で、世界は狭い！とても面白いお話をたくさん聞かせていただき、もっと時間があれば、、、という気持ちでした。
それからタンパから北上してタラハシーに行き、フロリダ州立大学のサマーサッカーキャンプにもお邪魔しました。前日には改装中の超豪華なロッカールームやこれまでの偉業を壁に展示したりと常に進化しているオフィス。しかも今年から元JFAアカデミーの女子部ディレクターをはじめ日本協会で要職を務めてこられた今泉コーチが加入し、間違いなく今後伝説が築かれていくことでしょう。
※2007年に全米大学MVPに輝いた日本人選手、山口麻美さんの写真も発見！
この大学は2014年の全米大学チャンピオン、なんと今年のキャンプ参加者は個人キャンプ300名以上、チームキャンプ200名以上だそうです。いやはや、フロリダの陸の孤島的な場所にもかかわらず、凄いことになっております。日本からの参加者も来ていて、楽しみながらいろいろ学んでほしいと思います。
そんなわけで、アメリカに戻ってからもなんだかんだとスポーツにどっぷりの日々を過ごしております。まだまだこれからも精進を続け、日本の皆様にアメリカのスポーツ業界をどんどんご紹介していきたいと思います。
それでは！
壮 (GLED Sportsコンサルタント)