実録!アメリカ大学院留学体験記(その3) | アメリカのスポーツ留学サポートGLED Sportsのブログ

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さて、今回のお話は留学にあたっての私的バックグラウンド、留学の動機、そして留学の下調べ、学校決定にいたるまで、といった内容です。

まずは、そもそもなぜ留学しようと思ったのか。

これは、今を遡る事はや7年くらい昔のこと。。。当時、MTVという音楽専門メディアで忙しくも楽しく働いていた時代。デジタルメディア、いわゆるウェブやモバイルのコンテンツ企画やサイト運営を担当していて、ライブ、CD、イベント、フェス、取材などの編集を連日取り扱うまさに音楽漬けの生活。もちろん自分がどうしてもやりたかった音楽業界での仕事、同僚や取引先の人たちもユニークで面白い人が多く、業界的にはとても肌に合っていました。

しかし、ある時ふと考えました。10年や20年後に現場でやっているか。いや、おそらく管理職的なポジションだろう。音楽業界の醍醐味は現場。でも若い人にはいいが年をとると感覚がずれてくるし、もっと社内管理的な業務になっていくだろうと。それに、洋楽や国内インディーズ系の音楽しかほとんど興味の無い自分と、ポップな邦楽が市場シェアの大部分を占める現状。

徐々に音楽業界で働く単純な喜びよりもそういう発想が強まり、20年後くらいの日本と世界のビジネス市場を考えた時、ボーダレスに通用する世界共通のビジネス、そしてその時自分が経営に関わる立場にいる、というようなビジョンを描いた時、スポーツが浮かんだわけです。

しかし自分はアスリートではないので、それではどうやってスポーツに関わろうかと考えた結果、スポーツ業界に飛び込む前にまずマネジメントを理論的に学ぼうと。スポーツビジネスが発達しているのはアメリカかヨーロッパ。ヨーロッパはサッカー中心なのに対し、アメリカはあらゆるスポーツが盛ん。そしてさまざまな人種が共存しているというのも、限られた留学期間で最も効率的に色々なことを経験できるのでは、ということからアメリカに決めました。

それから留学関係の本を買って調べたり、ネットで検索するとまず出てくる“栄陽子留学研究所”をはじめ、東京・表参道の留学カウンセラーなどを訪れ、アメリカではスポーツ・経営学が盛んで、もう日本で学士も持っているので、修士のほうが良いということになり、費用や留学までの手順などを知っていきました。

そして、アメリカの大学院入学にはいくつか共通して必要なものがあるとわかりました。

①TOEFL:これは留学生が提出必須の英語テスト。リーディング、スピーキング、ライティング、リスニングで構成され、各30点。大体の大学で最低、合計80点以上は求められます。

②推薦状:3つくらい、先生や上司などから自分がどれほど価値のある人間か書いてもらう。

③出願エッセイ:どんなバックグラウンドでどうしてその学校・プログラムで学びたいか。自分はどんな貢献ができるか、など。

出願用紙:これは学校のサイトからDLして記入してEメールで返送。

あと、30ドルくらいの出願料もかかりました。

そして学校選び。これは当初、以前紹介した“アメリカ大学院スポーツ経営学留学ガイド”の巻末にある学校リストを片っ端からみましたが、どの学校も大体同じようなことを書いていてわからず。。。アメリカに留学していた友だちから大学にメールしてもらったりしましたが、なかなか決定的ポイントが見つからず。。。

何か基準を設定しようと思い、気候が良いところ、学費や生活費が安そうなところ、スポーツが有名な大学、そしてプロ、大学など色々なスポーツが盛んな場所、というフィルターをかけました。すると、カリフォルニアとフロリダに絞られました。そして、カリフォルニアは生活費がかなり高そう、ということでフロリダが有力になりつつありました。

そして決定打が、例の留学ガイドのインタビュー。その中に、フロリダのタラハシーにある語学学校からFSUの大学院に行き、しかもアメフト部で働いていたという荒井次郎さんという方のインタビューがああって、自分の当時の状況と非常に似ていたので、これだ!と思い、ついにフロリダにいくことを決めたのでありました。

そして2008年春、仕事を辞めて渡米をすることに。。。
このお話は次回に。

それではいつものように、チャンネルはそのまま!