小学生の頃、色覚検査で赤緑色盲と言われたことがありました。そのときは何のことか分からなかったのですが、その後何年かおきの検査で色つきの点の集合のある数字を書いたカードが読み取れていないことで他の子供達と違うことを自覚するようになりました。
色の見分けが出来ていないことに劣等感を持つようになりました。それでも日常生活では何の不自由も無く生活出来ていました。しかし、高校生の折,大学入試で学部によっては受験資格が制限されていました。理工学部と医学部等が受験不可で門前払いでした。当時私は理工系を望んでいましたのでショックを受けたことが思い出されます。結果は文系に方向転換して受験し,大学へ進学し今日に至っています。
今では遺伝的な要因で色覚異常が発現していることが分かっており,治療が出来ないこととされていました。それでも少しずつ研究が進み、色覚異常は病気ではなく遺伝による人間の中の少数者であり、異常と言わず色覚多様性者と呼ばれるように変化してきています。又、小学生では色覚検査をしないことになっています。人の目は色を感じる錐体細胞が有り、赤錐体、緑錐体、青錐体の三つに分類されています。この三つの錐体の組み合わせで、他の色も認識しているのです。日本人の場合、先天色覚異常の発症率は男性で4.5%、女性で0.156%と言われています。西洋人の場合、男性は10%と高いことが知られています。今日では色覚補正眼鏡も販売されており、色彩の感じ方を少しでも改善する役割があるようです。私も色覚補正眼鏡を購入し、大多数の人々の色彩感覚をもって景色を見てみたい思っています。