カンボジアという国
カンボジアの道
カンボジア。
東南アジア、タイの隣に位置するこの国は、国土は18万1千平方KM。
日本のおよそ半分以下の面積に、約1400万の人々が住んでいる。
皆さんはこの国に、昔何が起きていたか、ご存知だろうか。
カンボジアでは1975年~1979年クメール・ルージュ時代に、
実の「800万人中200万人」の人が虐殺された。
人口の4分の1。
農業を第一産業として、独裁体制を築いたポルポトは
教養層は、反乱の種となると見て、次々と虐殺。
医師、教師、旧体制の役人・軍人、商売人等々、
国を引率するべき人々を、カンボジアという国から奪い去り、
自分たちにとって、統制しやすい体制を築こうとした。
国家にとって、人は宝であり、血液だ。
そして、実に200万人の教養層を失った、その国は迷走する。
べトナム軍進攻により、1979年、ポルポト政権は崩れ
現政権が誕生するものの、内戦は90年代後半まで続く。
そして、1998年4月15日、ポルポトの死によって、
その暗黒の時代は、一つの幕を閉じる。
彼らはクメールルージュ政権後、十数年の内戦の日々を乗り越え、
いま「再生」に向かって少しずつ動いている。
人々は、親がいなくとも、住む場所がなくとも、
地雷で体の一部を失おうとも、たくましく、その現実の中を強く生きている。
本当は泣きたいほど、親の温もりや愛を欲しい、その子供たちは、
今も路上で物を、お金を乞い続けている。
それでも、子供たちが織り成す虹色の笑顔は、
何よりも眩しく、この世に天使はいるのだ、とそう思わせる。
カンボジアの大地は優しい。
肥沃な大地には、内戦時代に多くの地雷を埋められ、乾ききってしまった。
それでも、人を温かく包み込むその大地は、
心の優しい人々を生み出し、着々と未来へと進んでいる。
Angkor Watで有名なこの国に行って、見てもらいたいものは
人々が逞しく生き抜く姿である。
彼らは、日本人が失ってしまった、大切な「何か」を持っている。
