追憶-友への手紙-2006年10月2日 | All-Blue World-'this incredible world lies right ahead of you'- 

追憶-友への手紙-2006年10月2日



友へ。 あなたは今何を思っていますか?

毎日何をしていますか?

まだあなたの住むその小さな町へは行ったことがないけれど きっとのどかで素敵なのだろうね。

青く透き通った空と緑に茂った山々、さんさんと照りつくす太陽の下、

時はゆっくりとしかし着実に流れているのだろう…

いつも電話するのが怖い。 とてつもなく怖い。

3000マイルもの距離を経て電話するその先に いつ体調が変わっているのではないかと不安でたまらない。


それでも彼女は僕の声を聴くたびに幸せそうに応える。

あの、人を幸せにする心からの笑顔が思い浮かぶ。

そして切なく心がきしむ。


神様、何故あなたは時に罪の無い子供や若い子達が無くなっていくことを許されるのですか?

何故、こんなにも世の中には不平等がはびこっているのですか?

そんなにも当たり前の生活をすることはいけないことですか?

それとも贖罪という名の清めを私たちは行っているのですか?

例え見えない力が働いているとしても

例えそれが運命という名の決まりごとだとしても 僕には納得が行かない。

どうか、どうか。

お願いだからその素敵なつぼみを咲かせた花を息吹を奪わないでください。

どうかもしこの世に「奇跡」というものがあるのなら その僅かな可能性を暖かい風で運んでください。

今はまだその時じゃない。

きっとその時じゃない。

だって、3ヶ月前は一緒にご飯をみんなで楽しく食べたじゃないですか?

だって、みんなで踊りに行ったじゃないですか?


綺麗な黒髪を自慢げに「素敵でしょ?」 って言っていたのに…

その髪の面影も無くても丸く刈り上げた髪は可愛らしくて 元気だった。

どうかお願いです。

もし慈悲の心があるならお願いだから。

みんなあの素敵な笑顔と心を行かせたくはない。

だから、どうか柔らかいその光をその美しき可憐な花に照らし続けてください。


友へ。 僕は君がそうしているように今この地で懸命に生きているよ。

君は何を想い、何をその目に見ているのだろう。 ただ僕は君の愛くるしい笑顔をまた見たい。

いつまでも笑っていて欲しい。

そして大切な人と一緒にいる姿をいつか見せて欲しい。

あなたの心綺麗だから。 その愛くるしい笑顔は人を幸せにする力があるから。

その優しい声は人を和ませるから。

だから約束したようにこれからも会おう。

未来は続くから。 未来はきっと輝いているから。

例え生と死は万人に平等に訪れるものだとしても 君は留まるべき人間だ。

大切な友へ。 僕らはそこにいる。 いつでも一緒にいるよ。