開いていただきありがとうございます!

皆様、最新話step.93はもうお読みになられましたでしょうか?


あの話、僕の感想としては一言、よかった。これに尽きますね。

スロウスタートははなちゃんが中学浪人という辛い過去に対して友達、家族、その他様々な人たちとの触れ合いを通じ答えを見つけていく物語。その物語の1つのピリオドを迎えたのが今回の話であったと思います。

これまでの90話ではなちゃんが悩み苦しむ姿をたくさん見てきました。それだけに、浪人を打ち明け、解き放たれたはなちゃんのホッとした笑顔を目の当たりにした瞬間はもう涙する他なく…。よかった、よかった…という言葉しか出てきませんでした…。

はなちゃんが浪人を打ち明けることができてよかった、たまちゃんかむちゃんえーこちゃんという友達がはなちゃんにいてくれてよかった、スロウスタートをいう作品に出会えてよかった。様々なよかったがそこには含まれております。

今後もスロウスタートを、はなちゃんを追っかけ続けたいと思いますよ…。

そんな感動のstep.91を振り返っていこうというのが今回の記事です。


・ゴールで待っていたえーこちゃん、一緒に走り続けたたまちゃんかむちゃん

プリンを購入し、億さんと共にはなちゃんたちを待っていたえーこちゃん。はなちゃんを2人に任せたのには何か理由があるとは思っていましたが、流石の気配り能力…。

はなちゃんと億さんを一旦離れさせる、甘いもので和ませる、2段階のクールダウンをあの一瞬で用意するってタイムリープでもしてるんですかねこの人。

しかし、億さんと二人っきりになった時えーこちゃんはどのような話をしたのでしょうかね…?はなちゃんと再会した時の億さんの反応からしてそこまで深い話はしていないようですが、えーこちゃんははなちゃんの秘密に関してほぼ正解に辿り着いていた訳ですから、何かしら億さんに対して言いたいこと、言っておかなくちゃいけないことが頭に浮かんでいたと思うんですよね…。今後明らかになるのか気になるところです。

一方ではなちゃんと一緒に走り続けたたまちゃんとかむちゃん。結局えーこちゃんと億さんが待つゴールまで一切はなちゃんに止まるよう命じなかったのが二人のらしさですね。

もしあそこで無理やり止めようとしたらはなちゃんの中で恐怖心や罪悪感が増して逆に大変なことになってしまう危険性があったのですが、その辺りは折り込み済みでしたね…。相手を尊重できるたまちゃんかむちゃんの優しさが垣間見えたシーンだったと思います。


・榎並先生の表情
はなちゃんたち4人が教室にいないことを知らされ、容赦なく遅刻をつける鬼教師っぷりを見せた直後に一瞬見せた何とも言えない表情。

あの4人が何だかんだ真面目でしっかりしているということは榎並先生も存じているはず。何かトラブルがあの4人に起きたというところまで当然考えているでしょう。

その上でアクションを起こすことなく浮かべたあの表情は、あいつらなら大丈夫だろという榎並先生の信頼の表れではないかと思います。

因みに榎並先生ははなちゃんが中学浪人したことを知る一人です。もしかすると、トラブルの内容まで察していて、その上であの4人を信頼してそっとしておく判断を下したのかもしれませんね…。


・+1のえーこちゃん、-1のかむちゃん、±0のたまちゃん

ついに明らかになった3人がはなちゃんの秘密をどこまで察しているかというスロスタにおける最大議題の答え。えーこちゃんは病気で一年留年していた、かむちゃんは飛び級入学した、たまちゃんは何の疑念も抱いていませんでした。


えーこちゃんはほぼほぼ正解ですね。えーこちゃんは瞬時に相手の感情を理解して気遣いができる子なのではなちゃんの隙なんてお見通しでしたね…。

病気というところまで分かっていたというのは受験生のミッキの体調管理について強めの口調でアドバイスしていたシーン辺りが影響したかなと思います。そう考えますと1巻の時点ですよ、流石…。よく花名は考えすぎなのよというフレーズを発していましたが、大元はここでの気付きなんですね…。


かむちゃんの発想はなかなかにぶっ飛んでいましたね…。かむちゃん、今の日本で飛び級は認められていないんですよ…。

しかし、かむちゃんがはなちゃんのことを年下だと認識していたと考えると納得がいくシーンは多い…。ギャルゲ回で疎外感を感じるはなちゃんにあずき練乳フランスを差し出すシーンとか、単純に仲良くなったんだなとしか感じていませんでしたが、かむちゃんの年上ムーヴという側面もあったんですね。

ましてやはなちゃんはかむちゃんと同じ人見知り。似た悩みを持つ年下、かむちゃんが放っておくわけがありません…。


たまちゃんは一切気付いてませんでしたが、これは別に薄情なのではなく、たまちゃんならではの思いやりあってこその話。

アニメ6話で、床に転がっているネジが実は大事なネジで、そのせいで家が壊れるのではないかと怖がるはなちゃんをたまちゃんは否定せずに優しくアドバイスしていましたが、このようにたまちゃんは一見不可解なことでも受け入れる懐の大きさがあるんですよね。それ故にはなちゃんの隙だらけの言動も特に疑念を抱こうとしなかった。

そんなたまちゃんにはなちゃんはそのまま信じて貰えたのがいちばんありがたいと伝えていましたが、あれはフォローではなく本心でしょうね。ありのままを包み込んでくれるくれることがどれほどありがたいか、はなちゃんもよーく分かっているはずですから。

あとは、そんな立派な人間であることをたまちゃん自身がもっと実感してほしいんですけどね…。



・複雑な表情を浮かべた億さんの心境

ラストのコマで浪人を打ち明けても変わらぬ4人の関係性にホッとしているはなちゃんに対しどこか複雑そうな表情を浮かべた億さん。

この表情の理由はまだ情報が少なすぎて何とも言い難いのですが、パッと思い付いたのははなちゃんがずっと浪人で苦しんでいたのに自分は何もできなかったもどかしさ、浪人という困難を乗り越えより深まっていく4人の関係を見た疎外感の2つ。

確実に言えるのはやはり、億さんにとってはなちゃんはただの元クラスメートではないということ。ただの元クラスメートなら、あの表情はあり得ないんですよ。

はなちゃんが中学浪人という過去から解放される物語はstep.93にて完結ですが、この物語を終えることで新たに始まる物語、そのキーパーソンが億さんであることが示唆された1コマでしょう…。



来月、記念すべききらら独立創刊200号にて始まる新しいスロウスタート。どうなるのか、楽しみに待ちたいと思います…!