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2019年ラストの記事はベタですが、一番好きなエピソードについての話です。

僕が一番好きなエピソード、迷うまでもないです。step.48、旅行先で花名ちゃんが両親にかむちゃんを紹介する話です。

このエピソード、はなかむ成分を堪能できるというのも勿論あるのですが、一番好きなところは、花名ちゃんが両親に対し成長の証を見せるという形で一つの物語の区切りとなっているところなんです。

元々スロウスタートは一之瀬花名の物語であると同時に一之瀬親子の物語でもあるんです。受験失敗という挫折から立ち直れない花名ちゃんに対し、葉月さんが一人暮らし(実質志温ちゃんと二人暮らしだけど)を勧めたことがこの物語の全ての始まりな訳ですから。

アニメOPはこの関係性をよく表現してますよね。

(余談ですが、このシーン花名ちゃんが歩き出すと同時に私服から制服に変わっていくなんて描写があったらさらに良かったなぁとちょびっとだけ思ってます)

葉月さん、軽くさらっと花名ちゃんに対し一人暮らしを命じていますけど、内心物凄く不安だったと思うんです。

だって当時の花名ちゃんって自身の将来に絶望しきっている状態な訳ですよ。

将来に希望がないならここで終わりにしてしまえって自殺を図ってもおかしくない。そんな子に一人暮らしをさせるなんて、僕が親だったら絶対にできないですね。葉月さんの勇気に感服です。

そしてその感情を抱いていたのは父・健さんも同じのはず。
入学式当日に葉月さんとメールのマシンガン送信をし合っていた辺り間違いないでしょう。

そんな不安を隠し背中を押してくれた両親の想いを胸に一年数ヶ月後、花名ちゃんは自身の成長の証をかむちゃんを紹介する形で示すわけですよ。泣かずにいられますかこんなん。

その姿を見た葉月さんと健さんはどう思ったか、明白でしょう。

この2コマは流石篤見先生としか言いようがないです。葉月さんと健さんの信頼関係、加えて二人がこれまでどのような想いを抱きこの瞬間にその想いがどのように変化したか。それをたった2コマで表現してるんですから。プロフェッショナルです、4コマ漫画のプロフェッショナルです。


こうして、このエピソードで一之瀬親子の物語に一つの区切りがついたわけです。スロスタ第一章・完です。

未だに毎日花名ちゃんに電話をかけている辺り、まだまだ不安を取り除くまでには至ってはいないでしょうが、きっと不安の大きさはこのエピソード以前以後で全く異なっているはず…。



この話の次の話、花名ちゃん大会さんのチョコ話(これもめちゃくちゃ好きなんですが長くなるので割愛)を境にしばらく花名ちゃんの出番はめっきりと減るのですが、それもスロスタ第二章が始まったと考えれば納得がいきます。

第一章が一之瀬親子の物語なら、第二章は花名ちゃん、たまちゃん、えーこちゃん、かむちゃん4人それぞれが主役の物語ということなんでしょうね。


話が行ったり来たりで終着点を見失っていますが、最後に言いたいのは、この話めちゃくちゃ好きなので2期かOVAやってアニメ化してください。マジでお願いします。