何か困ったこと、改善したいことが有ったときどうするか?
問題や課題が解決したら良さそうだ。
しかし良く観察してると、解決したのと似たような問題や課題が定期的に何度もやって来るのが分かって来る。
例えば、肩凝り。
整体やカイロプラクティックを受けて楽になったと、その時は思う。
でも、数日とか一週間とかするとまた凝って来る。
それでまた施術を受けて、再発して、施術を受けて。
定期的に施術を受けることで妥協する。
そういう人も居るだろう。
肩凝りじゃなくても、風邪でも二日酔いでも何でも同じ。
対処療法で問題や課題を揉み消して、無かったことにしているだけだ。
症状を抑えるのではなく、本当の原因に対策しないと症状はぶり返し続ける。
対処療法を続けていると、症状は悪化したり、より厄介な症状になる。
問題や課題というのは、今の自分の何か、習慣や考え方が自分には合っていないというサインなのだ。
自分のことをもっと真剣に考えなさい、感じなさい、というサイン。
自分をもっと大事にしなさい、自分が粗末に扱われて消耗している、というサイン。
自分から出て来る感覚や感情、考えなどをちゃんと受け止め、
自分と向き合いなさい、そのタイミングが来ているというサイン。
自分は何が好きで、何が嫌いで、何が苦手で、何が得意でといったこと、
自分の身体と心と精神の仕組みや特性を知りなさいというサイン。
だから、根本的に快適に生きて行くには、
他所から持って来た情報をそのまま自分に当てはめてもダメ。
自分に適用してみて、自分の反応を見て、自分を知るための材料にするくらいの態度で良いと思う。
外から、
「生活習慣を変える必要があります。」
と伝えられるのと、
自分で生活習慣を変える必要がある、と気付くのとでは、
実は雲泥の差がある。
前者は作業や課題となり、退屈な自分に苦役を強いる生き方で、
後者は自分を知る道筋となり、自分を知り仲良くなる楽しい生き方。
問題や課題は、実は自分の扱いを変えるチャンスなんだと思う。
人生を変えるチャンスとも言えるだろう。