ぼくは、自分を観察して、
怒りや不安といったネガティブな感情は持続力が長く、
嬉しいや楽しいといったポジティブな感情は持続しないと感じていた。
自分の観察を続けて行くと、
より細かく自分の中で起こっていることが見分けられるようになる。
そうなって、だんだん怒りの感情が持続している仕組みが分かって来た。
それが分かり易く文章化されているブログを見つけた。
それがこれ。
感情って、出て来たら、それ自体の持続時間は実はそんなに長くないと感じる。
例えば、何かで怒りが湧いたときは、
その怒りに意識を集中して感じてみると分かる。
身体に力が入ったり、熱くなったりするかも知れないが、
気持ちの盛り上がりのようなものが来てしばらくするとそれが去って行く。
そしてスッキリするのだ。怒りがなくなっちゃう感じ。
感情を感じ切った状態なんだと思う。
このときには思考を使ってはいけない。
怒りを分析したり、自分を正当化し始めると、
意識は思考に向いてしまうので感情を感じられなくなるからだ。
また、感情が出て来てなかったことにしてちゃんと感じないと、
それは消えることなく残ちゃう。
そして自分の中に溜まって行く。
この溜まった感情はエネルギーみたいな感じで、
どうにかして外に出ようとする。
そして、感情を溜め込めば溜め込むほど、
それが外に出ようとする力が強くなり、
感情的になり易くなるのだ。
それが怒りっぽくなる仕組みだと思う。
だから、感情を溜め込まなければ、
感情的にはなり難くなる。
溜まった感情はエネルギーのようだと書いた。
だから、これを何かをやり遂げる力に変えるような使い方をしている人も居るようだ。
俗にストレスを発散すると言うが、
これは本来、溜まっていた感情を何かの原動力として使い消費することを言うのだと思う。
そうすることで、
感情的になり易い状態から脱するのだろう。
ぼくはその感覚はまだよく分からない。