木から聴いた話です。
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水中で暴れると、水底の泥が舞い上がり視界が悪くなる。
酷いときは何も見えない。
しかし、しばらくじっとしていると、舞い上がった泥がゆっくりと沈殿して、水が澄んで視界が良くなる。
心もこれに似ている。
思考や感情が、強く出ているときは、
別の思考や感情も掻き立てられ、
これが水中の泥のように心の目を遮る。
思考や感情が舞い上がった状態では現実が見えなくなる。
冷静に判断することも出来ない。
しかし、思考や感情が収まると、視界が開け見通せるようになり、冷静に判断出来るようになる。
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現代人は、
仕事や遊び、行事、勉強、習い事、エンターテイメントの鑑賞などで、忙しくしています。
それが良い事のようになっています。
このため木が言う、思考や感情が舞い上がった状態が普通になっているような気がします。
その状態だと、自分の思考や感情で現実が見えなくなるとはどういうことでしょうか?
ぼくは、自分の思考や感情しか見ていない、と言われた気がしました。
ちょっと心当たりが有るなと感じました。
じゃあ、思考や感情を収めるにはどうしたらいいのでしょうか?
何もしないでじっとするということかな、と思いました。