穴埋め程度に
文字列の一部を
さらってきたよ
失った秩序はそれでも
流れていた

電子の海に
似通った人間と
声の止まない
真っ暗夜に
探したのは何だったかなあ

鬼の形相みたいに
ページを進めてゆく
細やかな抵抗で
空を開けた
ぽっかりと
光が漏れる

変わりゆく車窓と
ビルの群れ
詰め込んだ計画と
粉々のチョーク
コンクリートに
白い文字が這う

晴れやかな壁と
真ん中の
マンホール
溢れてる
穴埋め程度にさ
埋まって溺れても

文字列の一部を
さらってきたよ
刺激される脳内で
あと少しだけ
あと少しだけ
狂ってしまいたい

あと少しだけ