みえないものをみようとするのが芸術だ、と、かの人は言った。

わたしはいままで、どうしてみえるものたちでわたしを縛りつけて、

そこから芸術を搾り出そうとしていたのだろうか。


小説、詩、音楽。それは確かなる芸術だ。

けれど、どうしてその枠にはめてしまおうとしていたのだろう。



芸術は、ひとつとして、同じ物は存在しないのに。



わたしは、わたしという身体じゅうが、芸術になる。
わたしという身体が、すべてになる。


愛も、孤独も、最初はひとつだったのだから。