春若色の空虚
白いカーテン
実在する細い腕
ひらひらと
揺れている

それを額に押し付けた
失念
熱に浮かされる
グラスが波打つ

果てしない羨望
掴みあぐね

揺れている
たゆたう意思が
私の指先を
愛は心の中にしか
ない


遠くを見る
遥か遠く
白いレース
錆び付いた腕時計

錆び付いた鶯