鼓動を 感じる
空気の波にのまれても
掴んだ手のひらから
脈打って
すべてを伝えようとする
わたしから溢れ出る
静かな流砂が
止め処もなく
とろとろと

閉じた瞳の奥に
赤い大きな
鼓動が見えた
わたしは沈む
深い深い流砂の奥に
ふかぶかと
溢れ出るように
落下していく
止め処もなく

闇の、終わり