匂い遠い
思い出のかけら
肺を満たして
あたしの一部になる

さよならした筈の
あの人の横顔が
煙草煙る度に
空に消えてくから

すべてぬくもりも
背中も
うそぶった強がりも
バカじゃん、て笑う顔や
それでいて
あたしを信じてくれた
優しい深い瞳も


ぜんぶ、ぜんぶ
あたしの一部になって
消えてゆく
見えなくなってく


貴方のすべて
あたしのなかだっていうのなら
失った傷みも
居ない貴方も
なにもかも

大切に
大切に

まだ生きてゆける
育ててゆける