線引きを設けることは、決して切り捨てではないという事 | 球団代表日記~素晴らしきスローピッチソフトボールの世界~

線引きを設けることは、決して切り捨てではないという事

会費の話、保険の話などしたときに
「趣味の話なのに何故線引きを厳密に設ける必要があるのか?」
と思った人も居ると思います。
遊びだからいいじゃん、と思ってる人も多いと思います。
ただ実際に参加してるだけの人は、遊んでるのではなくて遊ばせて貰ってるわけです。
誰に?と言うと、やはり運営に携わる幹部の方にです。

彼らは貴重な時間を割いて、色々と面倒な事を時には自腹でやってたりします。
その負荷を軽くする為に、ある程度の線を設けます。
それがチームの掟という奴です。

が、線引きを設ける事は、彼らが楽をするためだけのものか?というと、決してそうではありません。

人には色んな事情や背景があります。
失業して会費が今は払えない、親が病気でその日行けるかどうかわからない、その他にも色々あるでしょう。
折角知り合った仲間だから、それぞれの事情を理解したい・・・
しかし人間がやれる事には限界があります。
しかも生活圏まで及ぼされるとなると、そこまで世話を焼く必要があるものか?という事になります。

だからこそまず線引きを設けるのです。

線引きを設ける理由には、ただ面倒だから世話になってしまおうという甘えてる連中(笑)のケツをピシピシ叩く事になります。
会費は払えよ、試合に来られるか来られないかちゃんと言えよ、というものです。

で、面倒だから世話になってしまおうという連中が減る事によって、失業して会費が今は払えないとか親が病気でその日行けるかどうかわからないという人だけに「内緒だけど世話を焼く」リソースが生まれる訳です。

実際に「会費払えよ」「ユニフォーム代ちょうだい」と催促して、ごめん今は出張に行ってて払えないんだという人やお金がないから分割にしてくれないか?とか、お願いされた事もありますが、大抵はうなずきました。
ただ約束は守らない、人の道義に反するようなケースは断りましたけど(^ ^;

それはやはり普段手をかけなくても楽に運営できるチームだったからであって、線引きを設けることは、決して切り捨てではなく、救済が必要な人を手厚く世話焼きたい環境を作る為なんだよという事を書いて終わりにしましょう。