まず初めに。
このエンジン特性は、国内仕様のノーマルでは味わうことができないらしいです。
(これが3速以下で実測した物としたら、それはそれでスゴイんですが…)
と言うのも、最近の大型バイクは、1~3速などの低速ギアではトルクを抑えているそうです。
そうする事で、騒音対策、および初心者でも乗り易くなり安全でもあるとのこと。
また国内仕様では、スピードリミッター=レブリミッターがあるため、
4~6速ではレブリミッターが作動し、それ以上は吹け上がりません。
要は、1~3速:トルクリミッター/4~6速:レブリミッター となります。
と言う訳で、これを解除してみました。
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まず最初に。
逆輸入車のCDIを手配しました。
ebay.ukにて、送料込みで\16,000ほどで手に入りました。
この逆車のCDIですが、何種類かありますので、自分のバンディットに合った物を付けます。
と言うのも、バンディット1250は国内仕様も逆車も基本的なセッティングは同じで、
気になる燃料も、よほど粗悪なガソリンでなければレギュラーでOKとのこと。
これは“バンディット1250の生みの親”の1人に直接聞いたので間違い無いと思います。
実際にこれで乗ってみても、違和感は一切ありませんでしたので御安心を。
これで、スピードリミッター=レブリミッターが無くなり、4~6速がフルパワー化された訳です。
(一応、実際に利かないかも確かめたのですが、この話は割愛。)
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続いて、GIpro+ATRE なる物を装着しました。
これは、全てのギアにおいて、任意の1種類のギアのマップを読み込ませる、と言うもの。
要は、1~6速の全ギアにおいて、5速(任意)のマップを適用させる、と言うことです。
これ以上に説明するのが面倒なので、詳細はこちら。
これで、全ギアにおいて5速のマップを読み込ませることで、トルクリミッターも無くなりました。
1~3速でも、フルパワーのマップ(5速)で吹け上がります。
おまけにギアポジションインジケーターを兼ねているので、
今現在、何速に入っているかも瞬時に確認できるようになりました。
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さて、このフルパワー化を施すとどうなるか、ですが。
軽くワインディング(多○坂、坂○峠の裏道)を走った感じですと… 「2速のレスポンスがすごい」 です。
むしろ、ワインディングにおいてはノーマルよりこちらの方がしっくり来ます。
1速での扱いは、元が抑えているとは言えゴリゴリのトルクな訳で…
近い内にジムカーナ練習会に参加して、試して見たいと思ってます。
(4/14は雨で不参加でしたので…)
きっと自分の下手糞なアクセルワークでは、持て余すこと受け合いです。(汗)
GIproは、このギア偽装機能をスイッチ1つでON/OFFできるので、効果の程が分かり易くていいですね。
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以上、国内仕様バンディット1250Aをフルパワー化したお話でした。
結局、\34,000程(ECUをいくらで手に入れられるかが全て)で出来た訳ですが、
効果を体感できる、中々満足できるカスタムになったと思います。
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※後日談
ジムカーナ練習会でも試しましたが…
この1速のレスポンスの良さはたまりませんよ~
と言いますか、元のMAPなんて、ダルくてもう使う気にもなりません…