もう、4部だけで何度目でしょうか?
…あぁ、4度目ですか。 
そもそもの放送中止が2度、延長の挙げ句のお流れが2度…

そろそろ打ち止めにしておくれ、MBS…
後、たったの9話なんだ。平穏無事にフィナーレを迎えさせてくれ。
そして、5部アニメ化されたらば、願わくば金曜の枠でお願いしたいなぁ(切実)

ここからは、ネタバレ有りの感想です。原作は既読ですが、手元に無いので考察もへったくれもない、いち視聴者の感想になります。
 

 














        
『早人。行ってきます、は?』
『…』

『…行ってらっしゃい』

吉良、ちゃんとお父さんしてます。
きっと本人不本意なんでしょうが。

『あなた!地下室で恐ろしいことが!』
(でも怖かったついでにすごく大好きなこの人のお胸でいっぱい甘えちゃえ!えい!えい!)

…あざといのぉ、でも夫に甘える彼女はあざといのに無邪気だ。
なんか、このアンバランスさ…ズルいなぁ。

生まれてこの方、彼女は手首のみ!な吉良吉影にこのハグはどれほどの動揺を…
てか、そもそもこの動揺は殺しをしたくなるサマーシーズンが引き起こしてる?
それとも、しのぶさんに吉良自身が今までに無い感情を抱いてか?
曖昧でわからない。けど、見ててドキッとします。

『あのね!地下室に見知らぬ猫がいるのよ!』
『私猫好きでしょ?「あ、この猫ブリテッシュブルー種だ」って思ったの』

ところで、ブリテッシュブルー種とかいうこの子血統書付き?
何故にこんな地下室に迷い込むか…

『ほ~ら。仰向けは降伏のポーズよ~。お友達になりましょうね~』

どんより沈んだ空気で占められていた川尻さんちの人々…なんて思ってましたが、しのぶさん、なんか案外砕けた部分もあったのかも。
川尻夫へは辛辣な態度ではあったものの、早人くんには大切に思われてる辺りそれなりに母親としての役割をこなし、早人くんにも愛情を持って接していた…なんて。甘いかなぁ…
出来れば早人くんには、ツラくあたって欲しくはないんよねぇ~

(なんで私猫に機嫌とらなくちゃいけないの?)

ココ、ゴ○ブリのよーに後ずさりするしのぶさんステキだ。
夫にあざとく甘えたり猫に腹を見せる仕草よりよっぽど(笑)

『そして私が本当にゾッとしたのはその猫のどの所にぽっかり穴が開いていたわ!1円玉ぐらいの大きさの穴が!』

ああっ、上記のしのぶさんの説明で、この猫何故地下室なんぞに…の謎がとけたぁ!
スタンド使いは引かれあう
ですねッッ!!

『私もう無我夢中で箒振り回して逃げてきたわ!ねぇお願い…見て来て』

ジョジョアニメのTwitterで、↑のシーンが野球で流れた関西の視聴者を宥める為に使われてて、不覚にも笑っちまった私ですが…

こんなになるまで箒一本で暴れたのかよ…(戦慄)

『破片が喉をざっくり切っている』

『これは事故だ。誰のせいでもない。運が悪かっただけなのさ。君は悪くない。誰も悪くない』

吉良のこの台詞は、しのぶさんを宥める為だけに口をついて出た心の無い慰め。
けど、しのぶさんは吉良が自分を責めないどころか庇ってくれた…と受け取るでしょうねぇ。恋するしのぶさんにはとろけそうに甘くて危険な言葉だ。

『喉に穴が開いてたらしいがこれじゃスタンド使いかどうかわからないな…いや、きっとそうではなかったのだな』

お陀仏になってしまった何の罪も無い猫を土に埋めます。
殺人鬼感が迸ってるよ吉良ッ!

雨が上がった翌日。

埋めた猫の上に、謎の植物らしきものが。

《「ここはどこだ?ウミャオ!なぜここにいるのかな?ウミャウミャ」と彼は思った。「2日ほど前誰かに矢で攻撃されてそれは無事だったんだけど…」》

大川ナレのウミャウミャの可愛さに、やられちまいそうだ…
確かに猫草は声に出して会話する訳じゃないですもんね。ナレーションに語らせるのが一番自然です。

《「な…なんか俺の体いつもと違うぞ!変な形になってるぞ!おかしいぞ!どうしてこの場所から動けないんだ!?」と彼は困惑し戸惑った》

自分の身体を引っこ抜こうとする仕草…
たまらんッかわいい……♡♡
猫草ってこんな愛らしいヤツでしたっけ??
動きがつくことで、こんなに魅了されるなんて…!

『どこに埋めたのかしらあの人…ごめんね猫ちゃん。安らかに眠ってね』
《彼は思った。「この人間の女誰だっけ?すごく嫌な気分がするな…」》

葉っぱの部分が手になってんの~
思案に暮れる猫草、可愛い…

《「そうだ。俺は体にガラスがいっぱい刺さって動けなくなった。今俺がこんな目にあってるのはこの女のせいだ!」と彼は怒っている》

これは痛いッッ!!
剥がれて、しかも吹き飛んでるんだからどれほどの衝撃が剥がされた指に…((((;゜Д゜))))
痛みで気を失ってもおかしくないレベルだぜ、こりゃあ…

『たたり…?まさかあの猫の!?』

これが、近年の「岸辺露伴は動かない」ならば川尻吉良は登場せずしのぶさんが踏ん張り機転を働かせて猫草と対峙する気がします。
荒木先生って、普通の女性を絶望的な状況に追い込んで、知恵と胆力で活躍させる展開お好きそう
私もそういうスリリングな展開、大好物っす。

『こいつ…スタンド使い。昨日猫を埋めた場所になぜこんなのがいるんだ…こいつは一体何なのだ…』

ただ、今回は「吉良吉影は猫が好き」なので、吉良が活躍してなんぼです。
…吉良の手に乗りそうなサイズの猫草可愛過ぎだ…

雀で腹を膨らませた猫草、一眠り…

どうしよう、猫草飼いたい…ッ!
前脚の動きがどうしようもなく愛くるしいいぃいぃぃ(悶々)

(食事が済んだら寝始めたぞ。植物なのかそれとも動物なのか…殺すのは簡単だが少し調べてもいいかもしれない)
プシップシップシッ

この、森川さんきっと演技指導受けてやったんだろうなぁと思わせる プシップシップシッを合図に、吉良吉影が猫の生態に妙に詳しくって笑える下りに入ります。
それに反応する猫草がまた…(以下略)

『どれ。撫でてみてもよさそうだ。不気味なゴロゴロ音を立てて寝に入る所も確かに猫だ』

何故に吉良はこんなに猫慣れしてるのか?
よく、こういう殺人を犯さざるを得ない人間が、人殺しにたどり着くまでに動物を残虐な手段で殺す過程があるなんて話聞きますが、吉良はそういう過程もすっ飛ばして人殺しの衝動を抱える人間になったんでしょうか…

『しかし本当に私に敵意はないのかまだわからないぞ。確かめてみよう』



猫って鼻呼吸だから塞がれると結構大変。
私、今回調べて初めて知りました。
吉良ってばこんな特性まで利用できるの、相当猫を知ってますよね。

『あ…あなた…なんか怖いわその場所…私が足の爪を剝がしたのそこだったわ』

今のしのぶさんに玉美の錠前けしかけてみたらイチコロだろうなぁ…

『まだどんなスタンド能力かわからなかったがこいつを始末する!キラークイーン!』

相手のスタンド能力を知らないうちに始末しようとすると、大抵失敗するのがジョジョの世界。この場合、様子見に留めるのがベターです。

『かわいそうだがこれで吹っ飛ばす!』

む…人を殺すのは躊躇しないくせに猫にはかわいそうなのか。
やっぱ過程無しの人殺しの衝動が直結してるタイプの殺人鬼…?

『第1の爆弾スイッチオン!』
『何!?』



猫草にカウンターで吉良は攻撃食らうかな~って思ってましたが、今回無しかぁ…

いや、猫草の攻撃対象はしのぶさんでした!


『しのぶ!』

しのぶさんを庇うのは、彼女が猫草にやられてしまうと、承太郎達に知られる可能性があるから…確かにそうなんでしょうけど、なんかこの『しのぶ』って呼ぶ声の感じがねぇ、普通に彼女が心配っていう声してる気がする。

『これ以上彼女を攻撃させるわけにはいかない。貴様には消えてもらう』

この場面だけ切り抜いたら、吉良ってばヒロインを守る主人公みたい☆

『キラークイーン!やはり空気だ!空気を固めて出している!』

猫草の能力を見破りますが、第一の爆弾は不発になってしまう状況で吉良に策はあるのか?

『やばい…何かやばい!』

地味にこの 『何かやばい!』個人的にジョジョっぽいなぁと思わせる台詞の上位に入ってたりします。
スタンドとの戦いは、手の内の探り合い。 何かやばいっていう感覚、ジョジョには必要不可欠な気がするんですよね~

(なんだ…この吉良吉影ひょっとして今ホッとしたのか…?彼女の目にサボテンのトゲが刺さらなかったことに…なんだ…この気持ちは…)

(この私が他人を心配するなどと…いや違う。この女がもし死んだらこの家の事が空条承太郎に知られる心配があるだけ!この女が無事でホッとしたのはそのことだけのせいなのだ!ただそれだけ…)

これは多分、しのぶさんへの情がさせた行動ではあると思うんです。
けれどこの情が湧くことによって吉良が新しい家庭に収まり、ついでに殺人衝動も…なんてこと、絶対有り得ない。
つーか、ジョジョって漫画はそんな甘くないし、吉良に殺された沢山の犠牲者がそれを許す訳がない。
悪人はきちんと報いを受ける、ジョジョという漫画が支持され続ける理由の一つだと思ってます。

『何!こ…こいつ血管の中に空気の塊を入れやがった!どんどん胴体の方に上ってくるぞ!

ロマンスな空気完全無視な、猫草の本能でわかるにしちゃ頭良すぎないか?攻撃は続きます。
…血管に空気を入れるってよくそんなん思いつくな。

血管を爆破して難を逃れる吉良。
(こいつ…甘く見ていた…空気を自由に操作できる能力…恐るべき能力だ…ど…どうする?)

この辺の吉良、森川さんの紳士な美声も相まって主人公感半端ないです。
戦ってる相手は化け猫なんですけどね☆

そんな化け猫…恐ろしい能力の持ち主ではありますが、所詮は猫。ご機嫌取りにボールよこしたら遊び始める…
可愛いよ猫草、可愛いッ♡♡

『危なかった…とりあえずこれでいいとするか。これでいいとしよう…』

なんだか自分に言い聞かすような吉良が面白い。
こんな結末がまかり通っちゃうのも4部ならではかな?

今回、妙にとっちらかった感想になっちゃってて、すいませェん。
めげずにその2へ続いて下さい♡