今日は関東は大雪ですね。こんな日は家でゆっくり読書に限ります。
読書といえば、先日、文藝春秋2013年12月号に掲載された村上春樹さんの短編小説「ドライブ・マイ・カー」の一節がちょっとしたニュースになっていました。
タバコのポイ捨てについて、小説内でごく当たり前のように行われていると表現されたある町が抗議したとのこと。
ライトなハルキストなので、単行本化してからしか作品を読んだことはなかったですが、せっかくなので、これを機会に読んでみようとすぐにアマゾンで注文。
そのときの価格が中古で600円くらいでした。
ところが、いま見たらなんと4000円!驚きのプレミア!
心苦しいので単行本化する際は町名を変更する、と村上春樹さんが伝えたことも影響しているのかもしれません。
文芸作品なので、あまりに過剰でない限りは、表現に対してあれこれ言いすぎると、一部の読者ばかり意識しなくてはならなくなり、何も描けなくなってしまう気がします。
それにせっかく町を取り上げてもらえたのだから、逆手に取って、ネガティブプロモーションで観光にでも繋げたらいいのに。
そんなわけで、作品自体はなにも変わらないのですが、いろいろな観点から楽しく読んでみようと思います。