「隠れメタボ」が話題に 心筋、脳梗塞リスク高く サプリで認知症予防&健康長寿 | 難波のslowhandが物申す!

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日々の外来で気になることがあります。太ってもいないのに動脈硬化が進んでいる患者さんが増えているのです。頸動脈エコー検査で分かります。そんな患者さんは、血糖値、中性脂肪、血圧が高いのです。肝臓にも脂が付き脂肪肝であることもしばしばです。

 私はこれまでその症状を「隠れ肥満」と呼んでいましたが、先ごろ、厚生労働省は、肥満ではないのに高血圧や高血糖などの異常を複数持つ人を「隠れメタボリックシンドローム」と称することにしました。なんと、全国で914万人もいることが明らかにされました。

 隠れメタボは放置すると、メタボ同様、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まり、脳血管障害型認知症の一因にもなることが懸念されます。ちなみにメタボは971万人、ほぼ同数ですね。

 メタボリックシンドロームのイメージは、ポッコリおなか。実際、メタボは、腹囲が男性85センチメートル、女性90センチメートルを超えることが、大前提となります。2008年度から早いうちに生活習慣病を治してしまおうと、40-74歳を対象に特定健診(メタボ健診)を始めました。でも、あまり効果が上がっていないのが現状です。

 隠れメタボはまだ明確な定義はありませんが、おなかが出ていなくともメタボと同様に高血糖と高血圧、血清脂質異常症(HDLコレステロール低値あるいは中性脂肪高値)のうち、2つ以上を有する人が当てはまります。

 どうしたらいいのか。簡単です。メタボの方は、体重を3キログラム、隠れメタボの人は2キログラム減らせばいいのです。メタボの人は、内臓脂肪が2キログラム、皮下脂肪が1キログラム余分に付いています。隠れメタボは、内臓脂肪がやはり2キログラム余分なのです。この内臓脂肪が諸悪の根源になります。慌てないこと。1カ月に500グラム減らせばいいのです。30回、噛んで食べる。米、麺、パンを1口減らすだけで必ず達成できます。