園田 日本女子代表前監督は訓戒、上村会長は6月辞任 | 難波のslowhandが物申す!

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<平手打ちにほうきの柄で背中、尻叩く>

 

 「訓戒処分ですか? 妥当とはいえません。少なくとも略式起訴にして罰金ぐらいの処分は仕方がないと思いますよ。柔道の指導の一環といっても暴力を振るったことには違いはないのですから」

 

  警視庁は26日、所属する日本女子代表の園田隆二前監督(39)に不適切な行為があったとして、警務部長訓戒処分にし、刑事事件としての立件を見送ったと発表した。それに対して冒頭のように言うのが板倉宏氏(日大名誉教授=刑法)だ。

 

  同庁によると園田前監督は10年8月から昨年2月にかけて、20代の女子選手2人に対し、ほうきの柄で背中や尻を叩いたり、頬を平手打ちするなど6回も暴力を振るっている。それだけではない。選手数人に「消えろ!」「家畜でないのだから自分で動け」などと暴言を浴びせている。

 

  指導という名の下に、そして五輪出場の“生殺与奪”の権を握っているのをいいことに、やりたい放題してきたのは想像に難くない。

 

  園田前監督は警視庁教養課所属の巡査部長で、04年から全日本柔道連盟に派遣されている。いわば身内だ。「深く反省している」とか「選手らも立件を希望していないため」とか屁理屈を並べているが、要するにお手盛り処分というしかあるまい。

 

  これでは指導者はやり得だ。26日に文科省は公立小中学校で体罰を与えたと教育委員会が認定した教員は昨年4月から10カ月で840人に上り、11年度処分者数の2倍を超えて過去最高になったと発表した。指導とか教育とかの名を借りた暴力がいかに蔓延しているかだが、園田大甘処分はそれに「待った」をかけるどころか「助長」させるだけだろう。

 

  ちょうど同じ26日、助成金不正受給に関する全柔連の第三者委員会の中間報告が発表された。その中で全柔連の順法精神の欠如が指摘され、助成金を受けた指導者からの強化委員会による金銭の徴収は不適切だったと断じられた。

 

 <机の中に2800万円の現金>

 

  先月21日に、全柔連の現職理事が日本スポーツ振興センター(JSC)の指導者を対象にした助成金(3カ月ごとに30万円)を、指導実態がないのに受け取っていたことが発覚。しかも全柔連の強化委員会が30万円のうち10万円の徴収をメールで指示、督促していた。吉村和郎前強化担当理事の強化委員長時代には、その額が一時2800万円にも膨らみ、吉村氏はこれだけの現金を自分の机に保管していたともいわれる。

 

 「これは詐欺に当たると思いますね。助成金を本来とまったく違う目的に使っていたわけですから。だましていたことになる。それが全柔連の指示なら、団体も同罪です」(前出の板倉宏氏)

 

  しかも、全柔連は上納させたカネで幹部が飲み食いしていた。「順法精神の欠如」どころか、組織ぐるみで犯罪に手を染めていたといわれても仕方があるまい。

 

  不祥事、スキャンダルまみれが改めて公になったことで、ようやく全柔連の上村春樹会長は、

 「会長として重く、真摯に受け止めている。6月の理事会をメドに進退を明らかにする」

 

  などと辞任を示唆した。しかし、園田前監督にしろ、上村会長にしろ、訓戒や辞任くらいでは国民もスポーツファンも納得しない。本来、暴力やパワハラ、不正なカネの授受や使用はスポーツとまったく対極にあるものだ。それをひた隠しにし続け、発覚しても責任を取ろうともしなかった。こういう連中に心底やってきたことを反省させ、これから同じような問題が起こらないようにするには、2人を刑務所にブチ込むくらいの厳罰に処さないとダメだ。それなくして柔道界が再生する道はない。