Windows 8 のリリースは、Linux デスクトップのチャンスだ | 難波のslowhandが物申す!

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新しいインターフェイス「Metro」を搭載した Microsoft Windows 8 は、完成に近づいている。この OS のリリースは、Linux デスクトップにとっての大きなチャンスとなるだろう。Metro は、これまでの Windows インターフェイスからは劇的に変化しているため、多くの利用者を混乱させ、苛立たせるものになるのは間違いないからだ。

Windows 8 のリリースが近づいている一方で、Windows XP のサポートは終わりに近づいている。

まとめてみよう。近い将来デスクトップ市場は Windows 8 の Metro に不満を持ち、代替製品を求める利用者であふれることになる。ここに、Windows XP のサポートを打ち切られ、代わりの OS を求める利用者も加わることになるわけだ。

このような状況は、他のベンダーには大きなチャンスだ。

これまで Windows 利用者は、新しいバージョンの Windows に当たり前のように移行してきた。使い慣れ、機能や安定性が実証済みのものを選択するのは、特に企業ユーザーには重要なことだからだ。だが、Metro はもはや「使い慣れた」ものでも「実証済み」のものでもない。これは、これまで「Linux は使ったことがないから使いたくない」と言っていた人を呼び込む絶好の機会となる。彼らにとっては Metro だって「使ったことがない」ものとなるからだ。

また、Windows XP 利用者には、OS のサポートが打ち切られても現在のハードウェアを買い換えず、そのまま使い続けたいという人も多いだろう。

この両者にとって、Linux デスクトップは最良の選択となりうる。

Windows 8 が気に入らないという利用者に対しては、Linux は Ubuntu や Mint などの複数のソリューションを提供できる。Ubuntu の Unity インターフェイスは多くの人をがっかりさせてはいるが、2012年3月28日にリリースされたばかりの GNOME 3.4 は素晴らしい。Mint の Cinnamon インターフェイスも、従来の外見を維持しつつ実用的な機能を提供してくれる。

Windows XP のハードウェアを使い続けたいという人にも、Linux を勧めることができる。Linux は、ハードウェアが古いものであっても、ほとんどの場合は動作するからだ。Windows 8 ではサポートされていない、スペックの低い PC でも大丈夫だ。Linux はこのような利用者に対して、高価な、そしておそらくは不必要に高いスペックを持った新しいハードウェアを買わずに済むという選択肢を提供できる。

残念なのはこのような状況下で、積極的に Windows からの移行を推し進めようとする Linux ベンダーが皆無であるということだ。Windows 8 のリリースは、Linux にとっては大きなチャンスなのだ。Linux ベンダーには、ぜひこのチャンスを活かしてほしいと思う。

Linux ベンダーがここで勝負にでなければ、デスクトップ市場を巡る戦いは Apple の不戦勝となってしまうかもしれない。