本来はお気楽、ノー天気な私なのですが、時々突然エアポケットに落ちてしまう事があります。
私の日常生活は頚椎症による神経障害が切っても切り離せません。へなちょこなパンなぞを作っているものの、実際のところ左手の力はかなり弱まり、しかもその指は思うように動かすことができず、誰しもが何気なくできる行為ですら困難で、何をしてももどかしさを感じる日常に絶望感すら抱く瞬間があります。
2ヶ月前に首の椎間板2箇所をチタン製の人工椎間板にする頚椎前方除圧固定術(詳しくはコチラ) という手術をうけ、ドクターからは『手術は成功した』と言って頂いたものの、術後も一向に回復しない機能に、苛立ち、不安は日々大きくなるばかり。
6月4日は今お世話になっている大学病院で、術後2ヶ月目の診断日でした。わずかばかりでも機能に回復がみられ、それを自分でも実感できるのならばこの気持ちも明るくなるのでしょうが、考えたくないけれど正直なところ私の神経障害は術後も進行し続けているのです。
『こんな状態で診察を受け、悪い結果が下されたらどうしよう…このまま体が動かなくなってしまうのではないだろうか…』
どこを向いても光の見えない無限ループに迷い込み、診察日の朝から久々にエアポケットに落下してしまいました。いくら考えてもどんなに悩んでも、それは私自身ではどうしようもできない重い重い現実。
頚椎症。
私自身、診断を下された際に初めて耳にした病名でした。大多数の方にとってもおそらく耳慣れない病気かと思います。しかしながら、頚椎症と知らぬままその症状に悩んでいる方々も多いかと思われます。頚椎症は頚髄から枝分かれした神経が圧迫されて起こる頚椎症性神経根症と、脊髄そのものが圧迫され神経麻痺が起きる脊椎症性脊髄症があり、私の場合は後者の頚椎症となります。
>脊椎の加齢的変化により椎間板の変性、椎体の骨棘形成、黄色靭帯の肥厚などが重ねあいながら、次第に脊髄を圧迫して、進行性に四肢の運動麻痺や知覚障害を起こす病態です。頚椎症性脊髄症では75%の症例で進行性に悪化します。このうち1/3の症例は段階的に、2/3の症例は徐々に進行します。いずれの場合も中・高齢者に多く発症するため、歳のためと勘違いしたりして、症状が進行してから受診する症例が多いのが特徴です。頚部痛は稀である点がさらに発見を遅らせる原因となっています。
>症状について
1.運動機能障害
腕の脱力、細かな作業ができなくなったり、肩の拳上ができなくなることもありますし、また下肢の運動障害が出現して、歩行時によくつまづいたりするようになります。進行すれば箸を持てなくなったり、自分ひとりでは歩くことができなくなります。
2.感覚機能障害
上肢の痛みやシビレで発症することがあります。新聞をうまくめくることができなくなったりします。下肢の冷感やシビレの場合もありますし、目を閉じたり、暗い部屋ではフラフラするようになる場合もあります。さらに進行すれば手足のみならず、体中がしびれるようになってしまいます。
私の症状は左手に顕著に現れ、外見的にも認識できる部分があります。
左手の脱力が進んだため、親指と人差し指の間の筋肉が消失し、その部分は以前より陥没しています。
6月4日の診察当日、症状が思うように回復しないばかりではなく、日常生活において以前よりも不便さが増えた旨を伝えて診断を仰ぎました。
以前からの具体的な症状としては…
☆ジャガイモの皮を剥こうとしても何度も何度も落としてしまう。
☆食器を洗う際、少量の洗剤であっても、食器をおとしがち。
☆炒め物をしていても、左手ではフライパンをあおれない。
☆タオルを絞るだけで、たびたび指が攣る。
☆シャンプー、洗顔の際、思うように指が動かない。
☆ファンデーションのコンパクトでさえ重く、手が震えてしまう。
☆洗濯物をピンチで挟む際、ソックスなど小さな物でさえ手を上げているのが辛い。
☆慢性的に左手がしびれる。
もぉ、いやんなっちゃう・・・・・・・・・・
上記に加え、この1ヶ月に新たな困難が増えました。
★右手の脱力感が大きくなり、挽肉を炒める際、菜箸で挽肉をほぐせない。
★調理後食事をしようとすると、箸を持つ右手が重く、無意識に箸を使えない。
◎まな板で食材を切る際、キュウリでさえ左手でおさえるのが難しい。
◎着替え、髪を束ねる際、そして入浴後バスタオルを背中に回す際、左肩が痛む。
(この症状は、○十肩かと思っちゃった!)
手術してもらったんですよ。それなのに明らかに症状は進行している・・・・・・
左手に続いて、右手の神経障害まで大きくなっている・・・・・・
もぉ、心ん中は涙で土砂降りです・・・・・・・・・
ドクターの話だと◎印の動きは同じ神経の症状なんですって。
手術を受けた患者の約1割は治りが遅く、術後一見悪化しているような症状が出現するらしいんです。まさに私はその1割の中の1人!
予想より回復が遅いのは患部に炎症が起きている可能性があるらしく、次回MRIで検査して頂く事になったものの、さすがに慢性的に混雑している大学病院。MRI検査もギッシリと予約が詰まっており、最も早い日を予約してもらいましたが、それはもう1ヶ月以上先の7月12日。フゥ
この体を思うと不安ばかりが胸を覆いつくし、この数日はへなちょこな時を過ごしておりました。
ドクターを信じ、希望を見失わずに頑張ろうとも思います。でも心の底ではやむことがないコダマが響いている。
「私の体は元通りに戻れるのか…このまま悪化し、動かなくなったらどうしよう…」
でもこのへんで元気出さなきゃ!
今はまだ、へなちょこであってもパンらしきもの(笑)作れるんだもの♪
この体が、指が動く限り、自分のため、家族のため頑張ってみよう。
