今年1月のネパール、カトマンズ空港での出来事
空港といっても、待合室はレンガで区切られたがらんとしたスペースが3つくらいのところです。
アブダビへの搭乗を待っていると、周りには男子学生の集団が。
たぶん高校生くらい、研修旅行なのかな。
先生方が、搭乗券とパスポートを確認したりしていました。
海外へ出かけられるくらいだから、私立学校の裕福な家庭の生徒たちなのでしょう。
そして、一人の先生が「じゃあ」と片手を上げて立ち去ろうとしたとたん、生徒たち全員が立ち上がり、その先生に向かい礼をしました。
おお、なんて素晴らしい態度
その後、タラップまでバスに乗り移動。
バスに乗り込み外を眺めて立っていると、一人の男性に声をかけられました。
ダニエル・クレイグ(今のボンド役)似の男性で引率の先生でした。
立っていた私に席を譲ってくれたのです。
すると、それを見ていた生徒たちが一斉に席を立ちました。
一人の生徒が先生に席を譲り、やっとほかの生徒たちは着席しました。
日本だったらせいぜい、「おい、田中~、席代われ~」と先生が言うくらいでしょうが、ネパールの先生は身をもって示し、その姿を見て生徒たちは気づかされたのでしょう。
ほんの5分か10分のバス移動なんですがね。
どこへ行くのか聞いてみようかなと思いましたが、なにせ私のつたない英語力では自信もなく・・・。
そして、女性が男性にむやみに話しかけるなんてふしだらだと自分を戒めました。
しかし、あれだけ先生方がきりっと精悍で、行動がスマートだと、生徒たちも尊敬せざるを得ないでしょう。
日本でも、勉強も大事ですが、先生を無条件に敬うという姿勢が前提にあってほしいなと思います。
学校で学ぶことは勉強だけではないですからね。