このところ、私の身辺でいろいろと動きがあり、
慌ただしくしていました。
ブログの更新もできなかったのですが、
この間も応援して下さった皆さん、ありがとうございました。
これから更新のペースが以前より落ちるかと思いますが、
お付き合いいただければ幸いです。
週末に用事があって札幌に帰っていたのですが、
東京に戻ってくると、こちらもけっこう寒い。
なんと今日(3日)夜には雪まで降り始めました。
一時、ずいぶん暖かくなり、
自宅の近くでは梅まで咲き出していたので、
そのギャップには驚くばかりです。
こうなってくると、音楽の聴き方にも迷いが出てきます。
先日、気温が急上昇した時には、
「そろそろ春を感じさせるものを聴こうかな・・・・」
と考えていました。
ジャズでも、清涼感のあるヨーロッパものなどを
今後のラインナップに入れていたのです。
しかし、今は寒気がしてきそうなので、ちょっとお預け。
代わりに取り出すことになったのが、
「熱く、エネルギーを感じるもの」。
こうなるとジョニー・グリフィン(ts)が出てきます。
「ザ・コングリゲーション」はグリフィンがまだ29歳の時の作品。
若くて溢れる活力を抑えきれない、といった様子が伝わってきます。
しかも、ワン・ホーン+ピアノ・トリオという編成で、
彼が存分にソロを取るスペースがあるのです。
タイトル曲などを聴いていると、
「吹けば吹くほど乗ってくる」のが分かります。
1957年、10月の録音。
メンバーはドラムスを除いておなじみのメンバー。
Johnny Griffin(ts)
Sonny Clark(p)
Paul Chambers(b)
Kenny Dennis(ds)
①The Cogregation
「教会に集まる会衆」といった意味があるという
「コングリゲーション」。
しかし、荘厳な感じがあるわけではなく、
手拍子したくなるような楽しい雰囲気の曲です。
作曲はグリフィン。
たぶん、黒人が集まり、
ゴスペルなどで盛り上がってしまうような教会を
イメージしたのではないでしょうか。
ここでのグリフィンは快調そのもの。
メロディの後、天衣無縫という言葉がぴったりの、
自然体でかつ無邪気なアドリブを披露します。
どんどん淀みなくアイディアが出てくるのがすごい。
彼の泥臭さ、アクの強さが嫌いな人もいるでしょうが、
非常にリラックスしている演奏なので、
それほど気にせず、肩の力を抜いて聴くことができます。
続くクラークのピアノは、ブルーで
ちょっと物悲しさを感じさせるものです。
彼のいぶし銀的なソロが、グリフィンの演奏を中和し、
トラック全体をさらに聴きやすいものにしています。
②Latin Quarter
アルト・サックス奏者、ジョン・ジェンキンスの作曲。
ラテン・リズムとグリフィンのちょっとねっとりした音が
良く似合います。
グリフィンのソロは初めこそややゆっくりと始まりますが、
徐々にヒートアップ。
こうなるとフレーズが止まらない!
リズムもつられてスピードアップしていくのが面白いです。
続くクラークのソロは①と比べ、ラテンの曲調に影響されたのか
やや明るめなトーンで始まります。
リー・モーガン(tp)と共演した「キャンディ」に似た
フレーズが飛び出すところもあり、
演奏を楽しんでいたのではないでしょうか。
ポール・チェンバースも分厚いベース・ソロで応酬。
そう言えばこの作品、各人のプレイが実に素晴らしい録音で
捉えられており、そこも聴きものです。
音楽で温まりたい時、おすすめの作品は
これまでもいくつか紹介してきました。
これは、さらに楽しい気持になりたい時、いい作品でしょうね。
3月4日(水)には桜の開花予想が発表されるそうです。
本格的な春がやってきて、花見で開放的な気分になれるのは
いつごろでしょう。
それまでは、ホットなジャズがまだまだ活躍しそうです。
