巨大になった血腫は、
最大時6cm超×4cm。
血が自然に吸収されるか、外に排出されるか
どちらかで小さくなるのをじっと待つしかない。
私は排出されるタイプで、
入院後は鮮血ではなくなったものの
茶色がかった出血が少量、
毎日ダラダラと続いた。
茶色い血は古いものだから
新たに出血したのではなく
溜まったものが出ているだけだから大丈夫。
わかってはいても、出血は出血。
それにまたいつ新たに大出血するかもわからない。
トイレに行くのが毎回怖かった。
丸一日出血がなくて喜んでいたら、
次の日また出血。落ち込む。
そんな日々を過ごしていた。
その頃はまだ妊娠初期だったので、
婦人科の患者さん達と同じ大部屋にいた。
私と同世代くらいの人からおばあちゃんまで、
たくさんの人が病気と闘っていた。
抗がん剤治療の場合、
点滴投与して数日~一週間ほど入院し退院、
また三週間後に入院して同じ治療をして…
の繰り返しの人が多かった。
私は結局一ヶ月半の入院となったのだけど
その間に二度目の再会をした人が何人もいた。
「今回で治療が終わるんですよ」と
話してくださるおばさんがいたり
まだ若いのに検査の結果が悪く
声を殺して泣いている人もいた。
病気のほうが大変なのに、
励ましてくれる人ばかりだった。
そんな人達にどんな言葉を返せばいいのか
わからなかった。
頑張ってください、なんて軽過ぎる。
みんな辛くても不安でも、生きる為に闘っているんだ。
私もメソメソしてちゃいけない。
まわりの患者さん達に勇気を貰った気がした。
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