EQ・IQの育て方 ① 長男のEQ・IQを伸ばさなければいけなかった理由 | 50代からのスローライフ〜癌サバイバーが描くヒーリングアート        

50代からのスローライフ〜癌サバイバーが描くヒーリングアート        

2015年悪性リンパ腫ステージ4から生還し、健康の大切さを痛感しスローライフを始めました。講師業から絵描きへ薬草を育てながら天使画・曼荼羅・点描画等を描いており販売もしています。アートや薬草、健康に関することを発信しています。

について書いてみたいと思います。
やや長くなりますので、興味のない方は
遠慮なくスルーしてくださいね。

 

目次
・病気と障がいのある子を育てるということ
・久保田農研のカヨ子おばあちゃん
・IQよりも伸びた意外なこと
・メニューの結果
・長男の将来の夢
 
✿病気と障がいのある子を育てるということ✿
先天性再生不良性貧血の最重症型だった長男は
この疾患の合併症で、左手の小指がわずかに動く
程度で、その他の指の機能は全廃していました。

そのため主治医から
「将来、肉体労働ができないときのことを考えて
左手の指1本でも仕事ができるように、
頭を鍛えなさい」と言われました。

✿久保田農研のカヨ子おばあちゃん✿
皆さん、久保田カヨコおばあちゃんをご存知でしょうか?
久保田脳研という、子どもの能力開発の塾のような
ことをされていた方で「エチカの鏡」や「金スマ」
等に出演されていました。

脳科学の第一人者、久保田競先生の奥様で、
ユニークな子育て法でブームになりました。

主治医から「頭を鍛えなさい」と言われたときに
買い集めた本の中に、久保田競先生の著書もありました。

37年前
脳科学の久保田競先生
右脳教育で有名な七田真先生
ソニーの創業者、井深大先生方が書かれた著書を
数10冊買い込み、それをまとめて
長男にできそうなこと50項目をピックアップして
毎日、指のリハビリと一緒にしました。

ソニーの創業者である井深大先生の著書を
選んだのは、先生のお嬢様に障害があったために
「一人でも生きていけるように自立させるべきだ」
という考えに感動し共感したからでした。

37年前、長男に行った50項目のメニューですが
セピア色になっていますね。
しかも、パソコンのない時代でしたから手書きです。
カヨコおばあちゃんも、まだまだメディアに
出ていない時期のことです。

 

 



✿IQよりも伸びた意外なこと✿
このメニューを毎日行って、長男が
4、5歳だったと思います。
IQが130あり、同年代の2倍の IQ だと
主治医から言われたように思います。
ですが、私が驚いたのはIQ ではなく 、
EQ(心の知能指数)の高さでした。

自主性、積極性、意欲、やる気、好奇心、自制心
創造性、ユーモアのセンス、思いやり等、
親ばかと言われればそれまでですが^^

隠しようのない障害が両手にありましたので
幼稚園でいじめられるのではないかと
心配したのですが、杞憂に終わりました。

 

いじめっ子には、理詰めとユーモアのセンスで
切り抜け、逆にお説教をしていたようでした。

どうして手が曲がってるの?」と聞かれて
「もー、またなの!この間教えたでしょ!」と
言っていたそうです。

 

周りにはいつも女の子がいて
「人気者だね「と言うと「まあね!」と言っていました。

これが、IQを育てたら副産物的に伸びたEQの
成果かなと、これだったら親亡き後一人でも
やっていけると安心したものでした。

✿メニューの結果✿
生後6ヶ月 : 初めてしゃべる。
生後9ヶ月 : 2語文
1歳半 : ラジカセを自分で操作
2歳後半 : 自分で絵本を読む
6歳 : 自分の病気を理解し治療に協力する

 

✿長男の将来の夢✿
主治医から「これだったら東大に行けるよ」と
よく言われていました。

「大きくなったら何になるの?」と聞かれて
「東大に行きます」と言ってくれると思っていた
主治医の期待を裏切り
「大人になります」と言って主治医を
笑わせるような子どもでしたが、

本当の夢は
「お医者さんになって、僕と同じ病気の子を
治してあげるの」でした。

6歳で骨髄移植の拒絶反応で亡くなったので
夢は叶いませんでしたけど。

 

長男がなりたかった医者になることは
できませんけど、ヒーリングドクターにだったら
なれるのではないかと、ヒーリングアートを
描くようになったのが、せめてもの供養かなと
思いたいですね。喜んでくれてるといいけど。

EQ・IQはシリーズで書いていこうと思っています。


えっと、ここで終わり?と思われた方
引っ張って申し訳ありませんが、気長に
お付き合いいただけたらと思います。