筋肉を見せびらかす生活からの脱却・・・そして自然体 -2ページ目

筋肉を見せびらかす生活からの脱却・・・そして自然体

長年に渡り“筋肉”を成長させ続けた結果、ぶち当たる「壁」。

「いつ辞めるのだろう・・・」多くのボディビルダーが悩む「筋肉からの脱却」。

見えない筋肉からの強迫観念を静かに紐解いて参りましょう。

ご相談はお気軽に。

さて、修斗君のお話です。


セッション中に彼が質問してきた事です。


「普段着でも上腕が見えるフィットするシャツや、胸や背中の厚みや広がりをアピール出来る様なファッションに身を包んでいます。さすがにバギーなんてはいていませんが(笑)まぁ、街ではすれ違う時にクスクスと笑われる事もありますが、殆どの場合は過ぎ去ってから「すげ~」と言う驚きの言葉が聞こえてきます(笑)
歩いてくる人の視線も気になり、こちらの体に気付いていない時は、こちらを見てくれないかと悔しくなります。


ところで、出会う人がよく「私の知り合いにボディビルをやっている人がいて、その人の腕周りはあなたよりも大きいですよ~」なんて言って来るんですが、あれは何故でしょうか???
そう言われても、まさか「その人はベンチプレス何キロ出来るんですか?1回のトレーニングで一部位何セットやってるんですか?MAXの何%でやってるんですか?」何て聞いても知らないでしょうし、大げさに言われても気分が悪くなるだけですので、結局「は~そうですか・・・」と返すしかありません。
酷い時は「それは見せかけの筋肉ですよね?本当は力はあまり無いんでしょ?」とか「年を取ったらブヨブヨになるんでしょ?」とかも言われます。
こっちとしては黙って「凄いなあの人の筋肉は」と思っておいてくれたらいいのですが(笑)」


ボディビルダー特有の悩みかも知れませんね。
ボディビルダーが普段着で目立つ格好をすると、目立つどころの騒ぎじゃないですから。
筋肉の多い体は本人が思っている以上に、「自己主張」のオーラがバリバリに出た状態に見えます。
その為、普通に歩いていても威圧感を与える事もしばしば御座います。
自信満々、俺を見てくれ状態に見えてしまいます。
その上、体にフィットする服装や、筋肉をさらけ出したファッションで歩くと、見せられた人はかなり気分が悪くなります。
筋肉に憧れを持っていなくても「筋肉を見せびらかしている」と感じさせますので、嫉妬が生まれ不快感100%になります。


いや、これは本当ですよ。


修斗君が出会う人に「私の知人の方がデカいですよ」と言って来るのは、正しく気分を害されたので仕返し攻撃に出ているのです。
このタイプの人(嫉妬するタイプ)はどこにでもいますし、誰でもなり得ます。


100歩譲って共通の話題で盛り上がろうとしているとしても、少し考えれば相手が嫌な気分になるのは分かるはずですが。
例えばお金持ちの人に「あなたよりお金持ちの知り合いがいますよ」とか、
美人に「あなたより美人の知り合いがいますよ」とか、
プロアスリートに「あなたより上手い選手の知り合いがいますよ」なんて、言う事はタブーですからね。

普通は言いません。


ですので、このタイプの人は自分自身では勝ち目が無いので、知り合い(うそか本当かは知りませんが)を引っ張り出してきて優位に立って、嫉妬させてやろうと考えているのです。


いや~人間ってセコいですね・・・。


でも、人間てのはこの程度なんですよ。
だから「嫉妬する方」「嫉妬させる方」は目くそ鼻くそと言ってるのです。


修斗君は体を見せびらかした為に周囲の人に嫌な気分を味合わせてしまったと言う事を自覚しないといけません。
一瞬の「勘違い快感」を得たかも知れませんが、その場で攻撃された為に嫌な負のエネルギーを貰いました。
嫉妬させた事(見せびらかした)で、自分が量産した負のエネルギーにプラスして、その場でオマケの負のエネルギーをお土産として頂戴してしまいました。


何て事ない日常の出来事ですが、深層心理は騙せません。

修斗君は徐々に時間を掛けてこの辺を理解し克服していきました。

まだブームは続いているでしょうか、プラス思考。

先日、近所の書店へと足を運んだ際に自己啓発本やビジネス本のカテゴリーの所に、実に多くの「プラス思考」系の本を見受けました。
右脳、左脳の観点から書かれているものも沢山あり、速読、速聴などなど。
大変興味深いものが沢山ありました。



しかしながら恐らく読んだ時は前向きになれても時間が経過すると、無理なプラス思考は大きな反動が来て、焦りへと変化する事を気付いていない方も多いのだろうと思いました。
無理なプラス思考・・・例えば「年収1億円」等の目標を打ち立てて、毎日それを念仏のように心で繰り返す・・・等です。
これは心にストレスを溜め込んでしまうでしょう。
「嫉妬」で心が蝕まれる過程と同じです。

「勝ち組、負け組」なんてメディアが作り上げたものです。

踊らされてはいけません。


念の為。

■今回はご相談メールへの回答とさせて頂きます。

(内容は一部割愛させて頂いている部分も御座います。ご本人にはお名前等は伏せる事と条件に公開する許可を得ております。)

「私はボディビルをやり始めて10年になります。コンテストには出た事がありますが予選落ちでした。
今はコンテストには興味がありませんが、少しでもカッコいい体を目指して日々トレーニングしています。
偶然、こちらのブログを発見し興味深い内容で、私が現在悩み始めていると言うか疑問に思っている事に近い感じがしたので、思い切って質問します。
正直、何から何までが筋肉優先になってきて変な感じです。
毎日の生活でも、自分の筋肉のサイズやどの様に周りから見えているかが気になって仕方ありません。
ジムでトレーニングしていても自分よりデカい人がいるとヤル気が無くなります。
その為、人の集まる所には行けなくなって来ました。何故かと言うと自分よりデカい人がいるとショックを受けるからです。
また人から「マッチョだね」と言われなかったら落ち込みます。
すれ違う人がこっちを見ていないかどうか、確認ばかりしています。
日々の生活パターンもトレーニングが中心になり、休みの日もトレーニングの事で頭が一杯になります。
まだまだ筋肉を大きくしたいのですが、年齢的にも不可能になりつつあります。
このままでは怖くて怖くて仕方ありません。
こちらで「嫉妬」が関係していると言うのを読んで何となく分かる気がします。
自分自身に正直になってみると、耳の痛い話の様な気がします。
私の様な場合は今後どうして行けば良いのでしょうか。
何かアドバイスをお願いします。
ステロイドでも使って誰も寄り付かなくなる位デカくなれば解決するとは思うのですが。」



自分の存在価値と言うものを人それぞれ何かに見出そうとします。
実は「存在価値」なるものも大した意味は無いのですが、まぁ「自分探し」や「No1でなくてもOnly Oneになろう」等の言葉が持てはやされる様に、「自分を大切にしよう」と言う風潮が当たり前の如く世間にはある様です。


時々「人は何故生きるのか?」等の問答が繰り返されますが、自意識過剰になっているのではないでしょうか。
さて、この方の場合は「筋肉」がご自分の「存在価値」となっている様です。


筋肉の鎧をまとった自分が最強で全てをカバーしてくれると思ってしまい、その観念に呪縛されていると言って良いでしょう。(実はこのご相談は多くのボディビルダーや筋トレ愛好家の皆さんから一番多いものです)


この方の周辺の人々全てが同じ価値観では無いと思いますが、この方は筋肉の鎧で優越感に浸る事が出来るのでしょう。
仮にこの方の行動範囲の中に更に大きな筋肉の鎧をまとった方が加わるとすると、どう言う状態になるかは二通り考えられます。
一つは「よし、負けずに頑張って筋肉をデカくするぞ!」、もう一つは「うゎ~俺よりデカい・・・負けた・・・」と落ち込みます。そして特殊な方法で解決しようとします。


この方の場合「マッチョだね」と人から言われないと落ち込む方ですから、後者になる可能性は高いでしょう。
そして前回までのブログにて説明しました様に、自分よりデカい筋肉を見せられて「嫉妬」を感じます。
この時点で自分自身にドンドン自分を傷つけます。
そして更に筋肉を大きくする事で相手を「嫉妬させたい」と感じます。
悪循環です。


仮にこの様な具体的な敵が現れなかったとしても、他の面で嫉妬を感じさせられた相手に対して「もっと嫉妬させてやる」と考えてしまいます。
また終わりの無い「筋肉増強」に走る訳です。


簡単なアドバイスで解決できるものではありませんが、道しるべとなる事としましては「自分の存在価値」等を捨てる事と、快感を得ようとしている時の自分自身の心を見つめる事です。
そして嫉妬している時の自分の心も見つめる事です。ゆっくりと・・・。


勘違いの「快感」は更なる負のエネルギーを量産し、心を蝕んでいってしまいます。
手遅れになりません様に。

現在、ご相談、ご質問がいくつか届いております。

順次ブログ上にてお答えして行こうと考えております。

まだ始めたばかりのブログなので、アウトラインがはっきりしていない所があり

何を言いたいのか分かり辛いかと思いますが、気長に読んで下さいまし。

前回は「嫉妬させる方」の事をお話致しました。
なるほどと思われた方も多いのではないでしょうか。
今回は「嫉妬する方」のお話です。


前回のフェラーリが通過する時の「歩行者」の立場です。
(どう言う状況かは
ここ をお読み下さい)


【嫉妬する方】
「うわ~ウン千万円もするスーパーカーのフェラーリだ!こんな所で見せびらかすように走りやがって!自分は成功者、勝ち組だって事をアピールか!?見て欲しいんだろうが、そうはいかないぜ!全く気にならない素振りをしてやるぜ!」
と究極の嫉妬心を感じる方の多いのが事実です。


フェラーリには全く興味も無い方は嫉妬しない!と思われるでしょう・・・いえいえ、「アピール」してくる方には誰でも「良い気分」はしないものです。
それは相手の「嫉妬させてやる」と言う気持ちが伝わって来るからです。
この時、嫉妬する方は「くそ~負けた・・・」と感じます。
そしてその気持ちは心の奥深い所で、自分自身を攻める事になります・・・そう自分を傷つけてしまうのです。
あなた自身がどう思っても、嫉妬した瞬間に傷つくのです。


そしてそれは深層心理で、「誰かを嫉妬させたい」と言う状態になります。
それが「欲」となり、「お金持ちになりたい」とか「いい車に乗りたい」と言う望みをどんどん膨らませます。
その間もテレビや人から、裕福な暮らしをするいわゆる「勝ち組」と言われる人達の話を見たり、聞いたりするのでどんどん、どんどん膨張する事となります。


この「欲」はストレス以外の何ものでも無い事を本人は気付きません。
人が嫉妬する様なものを自分のものとして身に付け、持つ事で「快感」を得ようとしますが、もしそれが実現しても「快感」なんてものは得る事が出来ません。
万が一実現した頃には、心が傷つきまくっていますし、「嫉妬」に執着するあまり心が汚れまくっています。


そして【嫉妬させる方】になって・・・はい、悪循環となります・・・はい、抜け出せません。


と、言っても実は実現する方は極々限られた人にしか起こりません。
殆どの人は「いつかは嫉妬させてやる・・・」と夢見て過ごす訳ですから、心が汚れまくるのです。


どうですか?


「嫉妬させる方」「嫉妬する方」・・・どちらも目くそ鼻くそと言うのが何となく分かってきましたでしょうか?


「私は嫉妬なんかしないし、嫉妬させる事なんてない」と言う方もいるでしょう。
しかし人間には例外はありません。
大なり小なり同じ状態です。


勝ち組や負け組みなんて、大した意味が無いのですね。

悩んでいるボディビルダーはこの辺りの事も直視する事から始めます。