あっという間に最終日を迎えた。
来た時には空港からバスで移動したけれど、帰りは札幌駅まで行って電車で空港へ向かうことにした。
バスだと、始発ではないから座れないかなぁと思ってのことだけど、電車も始発ではなく結局座れなかった。そういえば空港へ行く電車っていつも混んでるよなぁ、と乗ってから思い出した。

新千歳空港へは出発の2時間以上前に到着。国際線でもないのに。ホテルの朝食をキャンセルしてまで空港へやって来た!
買い物したかったし、美味しいものを食べたかったからニヤニヤ

空港に着くと、まずは一目散に北菓楼へ。
久しぶりにシュークリームが食べたかった。昔、仕事で北海道へ行った帰りによく買って帰った思い出のシュークリーム。
朝一番で駆け込んだ北菓楼のショップにはたくさんの商品が並んでいた。

あれ?シュークリームの種類が増えている。

昔は一択だったのに、大きさも名前も違うシュークリームが何種類かある。
全部気になる。どうしよう。

店内に仁王立ちで悩みに悩んで決めた。

夢風船


新千歳空港限定販売。限定という文字に弱い。

カップの中にシュークリームが入っている。食べやすさ重視なのか映え重視なのかわからないけれど、食べる前からおいしいことはわかってる。

お持ち帰り用にもできるみたいだけれど、私はその場で食べたかったから簡単に包んでもらった。先がフォーク状になっているスプーンも付いていた。



風船のようにぷっくりと膨らんだシュー生地は、もっちりとした面白い食感。まずは、甘いフォンダンが掛かった生地を楽しんで下さい。次に、フォンダンが掛かった生地を甘さを抑えたクリームにつけて味わってください。 最後に、カップの部分までくると、しっとりやわらかい生地になりますので、クリームと一緒にお召し上がり下さい。1つで美味しさが3度膨らむカップシュー「夢風船」。ぜひ、お試しください。

(北菓楼ホームページより)


ひと口齧ってみたら中からとろ〜っとクリームが流れ出した。


一滴も逃さず全部吸い込みたい!


右手にスプーンを構えて夢風船に挑む。

ところでこれはどのぐらいの大きさなんだろう。カップに隠れて見えない部分を見てみようと持ち上げてみたら・・・


カップの形になってた!


思っていたより大きい!
うれしいちゅー

シュー生地もおいしいしクリームもおいしいしたっぷりな量だし最高だ。
昔からあるシュークリームもすごくおいしいんだけど、夢風船も「行けば絶対食べたいものリスト」に加わってしまった。食べたいものがどんどん増えていくー。

朝からご満悦でスイーツを堪能した後はショッピングエリアを右往左往してお土産を買い込んだ。夏だからチョコレート菓子はやめておいた。
クール便で送っちゃうということも考えたけれど、帰ったらすぐに家を空けなければいけないから断念。
一通り買い物を済ませて、そろそろ荷物を預けに行きましょうと、荷物預けカウンターへ行ったらいつの間にか長蛇の列ができていた滝汗

荷物預けは全て機械でやるのだけれど、慣れてない人がやり方わからなくて時間がかかっちゃったりしていた。グランドスタッフの方がお手伝いしているのだけれど、わからなくなっちゃっている人が多過ぎて手が回らないみたい。なんだか自分の仕事を思い出して見てるだけで疲れちゃうわ。
まあ、乗り遅れるほどのことはないだろうと踏んで気長に列に並んで待ち、セキュリティーチェック締切時間の10分前にようやく順番が回ってきた。10分あれば余裕だ。
というわけで無事荷物を預けてセキュリティーを通過して時計を見たら搭乗開始まであと5分ある。

お弁当を買おうニヤニヤ

本当は空港レストランで何か食べてから搭乗のつもりだったけれど、お土産ショッピングをのんびり楽しみ過ぎて時間がなくなってしまった。
どのお弁当にしようかなぁ。この後におよんでのんびり吟味してお弁当ゲット。
最後に1杯サッポロクラシックを飲んで搭乗を待とう。と、搭乗口へ行ったら、誰もいないゲッソリ
今、ちょうど搭乗開始時間くらいだよね。この時間で今からビール1杯飲もうとしている私もどうかしているけれど、飛行機ってだいたい搭乗開始が定刻に始まっても優先搭乗からでエコノミーの民が乗り込めるまでに10分くらいかかるじゃない。なぜ、こんなにも早く乗り込んでいる?私はそんなに帰りを急いでないよ。
とはいえ、置いていかれたくないのでさすがに最後の1杯は諦めて搭乗ゲートを通過する。

私がゲートを通過するのと同時にグランドスタッフの方が

「オールショウアップです」

と無線で連絡してた。


私、最後の乗客だったのか!お待たせしちゃってごめんなさいね!


サッポロクラシックの広告に見送られて搭乗


行きの飛行機もすいていたけれど、帰りはもっとすいていた。私は帰りも3席独り占め。

私以外の他の乗客がスムーズな搭乗に協力的だったおかげで飛行機は定刻通りに出発飛行機


さーてお弁当タイム


蟹とサケの石狩寿司。今回は蟹はコロッケでしか食べなかったから、最後に食べておこう。飲み物はビールではなく北海道とうきび茶。

昨年仕事で北海道へ行った時に、何気なく買ったこのとうきび茶がおいしくて大感激した。家でもこのおいしさを味わいたいと思ってこのとうきび茶のティーバッグを買って帰ったのだけど、なんだか味が薄くてイマイチだった。私の淹れ方が悪いのか、北海道とは空気と水が違っておいしく感じないのか、感激するほどのおいしさは気のせいだったのか、原因がわからなかった。で、再び買ってみたペットボトルのとうきび茶。

ひと口飲むと口いっぱいにとうきびの香ばしさが広がる。私が淹れたティーバッグと全然違う!同じメーカーの同じ商品のものなのに違い過ぎやしないか?

改めて成分表を見たら、ペットボトルのとうきび茶はとうもろこしだけではなく玄米とか黒豆も入っていた。おいしさの違いは多分これだ。ようやく謎が解けた気がする。


石狩鮨


酢飯、サケ、蟹だけで構成されている潔いお弁当。酢飯がもう少し甘めだと私の好みだったけど、おいしく完食。

満腹になってウトウトしていたら、機内アナウンスが入った。


「まもなく富士山が見えてまいります」


行きには入らなかったアナウンスだ。

ワクワクしながら窓の外を凝視する。



見えた!富士山、ただいま!

ん?でもちょっと待って、形が違う。いや、違わないけど、私がよく見る富士山の形じゃない。ということは山梨側?そういえば富士山以外の山々もなんかすごい迫力だ。南アルプスか北アルプスだろうか。
雲がかかっているところが宝永山だろう。

絶景に目が釘付けだ。

もしもこの飛行機に、初めて静岡県に来る北海道の人が乗っていたら、さぞかし感動が大きいだろうなぁ。
そういえば昨年、北海道東北地域から来たお客様を静岡県各地にご案内したことがある。様々な角度から富士山を見るツアーだったのだけど、さすがに飽きないだろうかと心配だった。だけど、お客様はいろいろな表情の富士山をめちゃくちゃ楽しんでいた。私よりも年上で、初めて生の富士山を見たという方もいた。
私も、見慣れているはずなのに見えるたびにうれしくて興奮しちゃうもんねぇ。


動画まで撮っちゃったよ


この動画の最後に突然ズームしたのはハート型を発見したからハート

どんどん角度が変わっていく


私の前の人も後ろの人もカシャカシャと連写しまくっている。そういう私も。機内にはカシャカシャという音がひたすらに響き渡っていた。

そのくらいこの日の富士山は綺麗だった。


駿河湾が見えてきて富士山が少し遠ざかる


まもなく着陸だ。


地元とはいえ富士山静岡空港の国内線を利用したのは初めてだったけれど、思ったよりもアクセスしやすかったし、とても気に入った。ちょうどいい便があったらまた利用したいと思う。

帰りも金谷駅まで貸切状態のバスで移動して電車であっという間に帰ってきた。


浜松駅到着


改札のところの広告が静岡ブルーレヴズに変わってた!リーグワンは2024年12月開幕予定だそうだ。



さて、買ったお土産のご紹介です。

今回はいつもよりは少なめ。


チーズとソーセージ


北海道のチーズは種類がたくさんあって悩んじゃうんだけど、賞味期限がそんなに長くないから今回は2種類に絞った。ミモレットと牛のナチュラルチーズ。ナチュラルチーズが特に気に入った。この2種類のチーズとイタリアで買ったパルミジャーノレッジャーノを一緒に食べたのだけど、イタリアのチーズのパワフルさがすごく際立った。どれもおいしいかったけど、やっぱり日本のチーズにはそこはかとない優しい風味を感じた。

ソーセージは中に練り込まれている行者ニンニクが気になって買ってみたのだけど、行者ニンニクの風味がよくわからなかった。北海道の行者ニンニクはずっと気になりながらも食べる機会がないままだけど、今度行ったら食べてみたい。


北菓楼のお菓子たち


自分と家族と友達へのお土産。

赤い箱はカヌレ。


北菓楼のカヌレ


私、カヌレがとても好きで、ついいろいろなところで買ってしまう。このカヌレもとてもおいしかった。

カヌレのムニュッという食感が好き。

昨年フランスへ行った時、カヌレを買って食べたら、リカさんがご不満のご様子だった。外がカリッと中がモチっとしたカヌレをご希望だったみたい。言わんとしていることはわかるけれど、私は全体がモチっとでも大好き。それにこれこそカヌレ!という正解がわからない。結局どのカヌレも好きデレデレ

食感にこだわる人には理想のカヌレに出会うのは難しそうだなーと思った。カヌレって食感が全面に出ちゃうから。それ以来、私はカヌレを誰かと一緒には食べなくなった。1人でモゾモゾと食べて1人で喜んでいる。


柳月のお菓子


柳月の三方六が大好き。最近行くたびに買っている。三方六といえばロールケーキ状になっているのがオリジナルだけど、私はカットされている小割が好き。季節限定味もいろいろ出ていて一通り試したけれど、結局オリジナルが好きだという結論に落ち着いた。

柳月のヒット商品といえば三方六だけではなくてあんバタサンがある。今回、とうとう買ってみた。名前の通り小豆が使われているから餡子嫌いの私は今まで手を出したことがなかった。だけど、バターたっぷりのクッキーとクリームと餡のハーモニーは好きな人にはたまらないのではないだろうか。お土産に買ってみようかなと思って、家族用と友達のトミコ用に買ってみた。


ところが、この後すぐに仕事の連続でなかなかお土産を渡せないでいるうちに賞味期限が切れてしまった。

我が家族は賞味期限切れなど私以上に気にしないからいいとして、トミコはダメだ。賞味期限切れのものなど絶対渡せない。仕方がないので恐る恐る開けて、私が食べてみた。バターもクリームも飲めるほどに大好きだ。餡子の主張がかき消されていれば食べれるような気がする。

で、人にあげる用に買ったあんバタさんを図らずも自分で食べてみたところ、意外にもおいしかったちゅーこれは好きなやつだ。

次回はちゃんと買ったらすぐにトミコに渡して食べさせてあげようと心に誓った。


ラベンダー&ハッカグッズ


珍しく食べ物じゃないお土産も。

札幌軟石という石で作った小さな家(アロマストーン)とラベンダーエッセンシャルオイル。オイルをアロマストーンに数滴垂らすと香りがふわっと広がる。ちょうどラベンダーの季節だから買ってみた。良質のエッセンシャルオイルは本当にいい香りで癒し効果抜群だ。

札幌軟石は、北海道開拓時代に建物に使われた石材。本州と同じ木造の家では寒過ぎるし火事が起こりやすいから石が使われた。現在では、当時と同じ方法で建物を建てるこたができないそうだ。2018年に北海道遺産に選定された。

北海道遺産の札幌軟石でアロマを楽しめるなんて贅沢だぁ。


後は、ハッカシリーズ。北海道といえばハッカである。ちょうど夏だし、ハッカのサッパリ感が大活躍の季節だ。

汗拭きシートと入浴剤を購入。

入浴剤はまだ使ってないけれど、汗拭きシートはすでに使い切った。すごい勢いで使い切った。汗拭きシートを使いまくることになったお話はまた後日書きたいと思う。


というわけで、札幌ドームでのラグビー試合からまもなく1ヶ月が経とうとしているところで、ようやく完結です。

お読みいただきありがとうございました。


そういえば私と別れた後、ハルちゃんはどこへも行かず函館から新幹線に乗って帰ったそうだ。

相変わらず予想の斜め上を行く行動をとるハルちゃん。